それぞれのスタートについて
峰岸:はいはーい、それでは! 俺さんいらっしゃーい!
俺:(舞台袖から登場)どうも俺です、ギシさんよろしくお願いします
峰岸:はい、宜しくお願いしますー。いやー、塩さんから色々聞いちゃいましたよー、もうー。(にやにやしてる)
俺:何を期待してらっしゃるのかは大体想像できますが、そういうのは一切ありませんのでご了承を
峰岸:えー、へへへ。いやー、でも若い男子が二人共に暮らしてることを考えるだけで……っと、それはそうと。俺さんも本名うかがっても良いかな?
俺:本名は天田結城です、孤児院の人たちが付けてくれました
峰岸:えっ……と言う事は、もしかして物心つく前から孤児院だったってことか……!
俺:さっき相方が言いましたけど、そうです
峰岸:そっかー、やっぱり俺の塩さん達のバックグラウンドは、予想はしてたけどハードだねえ。……ところで、二人はどうしてお笑いを始めようと思ったの?
俺:孤児院のクリスマスパーティーで二人でやったのが初めてですね、それで僕らの父親代わりの人が「芸人をやってみたらいい」って言ってくれたのがきっかけです
峰岸:なんて良い話……! それにしても、何でユニット名が「俺の塩」に……笑
俺:単純に僕が好きだったってので決めました、キスシクのお二人はどういう経緯でお笑いを?
峰岸:んー、私達はね、オトちゃんがちょっと病気しちゃってて、その社会復帰の為に出来ることを二人で探してたんだよね。それで探してた時、オトちゃんがテレビでKOYOMIさん見てさ、ああ言うのやりたいって言ったから……やってみたら、こうなっちゃったんだ。
俺:へー、KOYOMIさんがきっかけだったんですね
峰岸:そうそう。あの頃、女性漫才師で成功してたのはKOYOMIさんぐらいだったのもあるけど……あの時は「何でそっち方面に行くの!?」って吃驚したよね、正直……。
俺:普通そうですね、まさか病気になった人がお笑いをやりたいとは思わないですね・・・
峰岸:「お笑い好きなの?」って聞いたら、「好きかも」って言ったからね。「かも」ってなに「かも」って! みたいなね。それからはまあ……路上ですよ。
俺:路上パフォーマーから始まったんですか
峰岸:そうそう、許可取らないで池袋とか下北沢とか中野とかの駅前で「kissしてシクラメン」って看板立てて、それで片っ端からネタやってたねー。そっちは、やっぱりライブとか?
俺:そうですね、フリーでオーディションでライブに出てたらホームライナーさんに誘われて今の事務所に入りました
峰岸:やっぱりどこもそう言う下積みがあるんだよねー。懐かしいなあ……順位出る形式のライブで0票だった時のお酒の味……ふふふ……。
カンペ(30分経過・そろそろ交代してください)
俺:自分たちも最初のライブは全く誰も笑わなかったですからね・・・さて、交代の時間だそうです
峰岸:おっと、この辺ですねー。じゃあ、私はここまでー! 全国の蟹女ファンのみんなー! じゃあねー!(はける)
スタートが大切
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