Bさわ/幽霊
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これは、僕が3年前、友人と一緒にドライブに出かけた時の話です。 目的地は、街から外れた山間にある、今はもう使われていないトンネルです。 このトンネルというのが、所謂、「出る」って噂があって、結構有名な心霊スポットなんです。 トンネルに到着して、車から降りて、トンネルの前に立ったんですけど、薄暗くて何というか、近づきづらい雰囲気が漂っているんです。 「すげえ不気味だな・・・これ中に入るのもやばいんじゃない?」 僕は恐る恐るたずねましたが、 「肝試しなのに入らないでどうするんだよ!?じゃあさ、四人いるから二人ずつペアで行こうぜ!」 むしろ異様な雰囲気に高揚している彼は入る気満々でした。 本当は中に入るのも嫌だったんですが、一人で行くよりはましだと無理やり納得し、僕はトンネルに入る二人を見送りました。 姿が見えなくなってから10分が経ちました。しかし、なかなか帰ってきません。 いくらなんでも遅すぎる。まさか、本当に霊がいたのか?いないにしても誰も使わないようなトンネル、何が起こってもおかしくありません。 だんだんと不安になってきました。 そして僕は、とんでもないことに気づいてしまったんです。 そういや、今日は僕とあいつの二人で来たんだった。 ・・・え?完璧に連れ去られたじゃんあいつ。 あいつの隣にいたやつ誰だよ?ってか何で僕は気付かなかったんだよ?何ナチュラルに幽霊が出て来てんだよ。 出てくるのは百歩譲っていいとして、参加するサイド間違えてるぞ。 何を怖がって楽しむ方に回ってんだよ? 「二人とも遅いよな。何かあったのかな?」 そしてこいつは誰なんだよ。僕と一緒に二人を待っているこいつこそ誰なんだよ。 ネタではよく使うけど日常で「お前誰だよ!?」っていうシチュエーションなかなかないぞ。 っつーか気付いたら一人増えてたって言う怖い話って、もうちょっと大人数の時にやれよ。二人で来たグループに二人幽霊が参加するなよ。人数一気に倍じゃねーか。 恐怖を通り越して笑いがこみあげてきた僕のもとに、トンネルから彼を含み十五人が出てきました。全員無事でした。 とりあえず肝試しは中止にしてお祓いを受けようと車に乗って一目散に帰り、次の日に神社に向かいました。 ところが、神社では特に何も言われませんでした。たぶん、二人乗りの車で出かけたんで帰りの車にまで乗り込まなかったんでしょう。律儀か!!!!! |
whitewhite/トンネル
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安正:トンネルの中で爪楊枝を投げて見失おうサークルの新入生歓迎会へようこそ 前田:えいっ 安正:居酒屋なので爪楊枝を投げないでね 前田:すいません、気がはやりました 安正:今年は3人の新メンバーが入ってくれました、ありがとうございます 前田:生15個お願いします 安正:勝手に注文しないでね 前田:すいません、気がはやりました 安正:7人しかいないからね 前田:えいっ 安正:爪楊枝8本立てたとて頭数にはならないからね 前田:すいません、あそこがトンネルだと思うんで爪楊枝を投げてもいいですか? 安正:あれは厨房です 前田:厨房かーい 安正:そういえば新入生で未成年だから生頼んじゃダメだよ 前田:生爪楊枝サワーだとしても…? 安正:しても 前田:えいっ 安正:そこはトンネルなので爪楊枝を投げてもいいです 前田:見失いました 安正:素質がある |
リーベルパウンド/ドキュメント
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古城:いやードキュメント番組って憧れないですか?男達がチームで偉業を達成するみたいなやつ。 氷谷:ああ〜風呂出るとセックスみたいな。 古城:ガッツリ出鼻くじかれたわ!プロジェクトXね。 氷谷:風呂の中で眠る〜♪ 古城:風の中のスバル〜♪みたいに歌うな!いやいやドキュメント番組憧れるでしょトンネルを力あわせて完成させるみたいな。 氷谷:あ〜いいですね古城さんが腕に溜めた波動で大穴あけるの見たいです! 古城:そういう神話みたいなのじゃなくて!みんなで協力してっていう話だよ。 氷谷:みんな?みんなとは誰ですか? 古城:いやね、会社の人とかだよ。 氷谷:会社の人とか...? 古城:いやなんでわかんねぇんだよ!ピンと来いよ! 氷谷:おっ。そっちは掘り進めなくてもいいとでも言いたげな顔ですね。 古城:やかましいわ!とにかくそういうドキュメント好きだから雰囲気味わいたいのよ。 氷谷:プロジェクトX。 古城:おお。いきなりはじまった。 氷谷:新幹線開通に向けトンネルを掘る男達。長過ぎる昼休憩。 古城:ダラダラすんな! 氷谷:楽しすぎるバレーボール。 古城:スポーツに興じるな!場所もおかしいし。 氷谷:スパイクで崩落するトンネル。 古城:トンネル脆弱さよ! 氷谷:しかし古城は諦めなかった! 古城:ああそういうのそういうの。 氷谷:諦めずに必死のサーブ。 古城:バレーボールの方かよ! 氷谷:岩に潰されバボちゃんになるメンバーたち。 古城:多分そうはならんわ!マスコットの完成秘話にしてはグロ! 氷谷:崩落しきったトンネルで一人勝利の雄叫びをあげる古城。 古城:俺はバケモンか!いい加減にしろ! 氷谷:ヘッドライトテールライトネタはまだ終わらない〜! 古城:終わりだよ!もういいわ。 |
パプリカ/トンネルの恐怖?
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A:このトンネルでパプリカの幽霊が出るらしいよ。 B:ええええ。怖い。 C:私も怖い。 パプリカ:あっしも怖いでごわす。 どすこい。どすこい。苦味成分はピーマンより少ないでごわす。 A:うわーーーー! パプリカの幽霊だけど怖いよりもキャラが濃いーーーー!! パプリカ:今日はお出掛けでごわすか? B:はい。海に行った帰りなんですよ。 C:海楽しかった〜。 パプリカ:それは良かったでごわすね!! どすこい。どすこい。パプリカの色味は色素としても使われるでごわす。 A:パプリカはなんで幽霊としてここにいるの? パプリカ:成仏できなかったでごわす。 B:パプリカにも成仏とかあるんですね。 パプリカ:あるでごわす。あっしは子どもに食べられないで、三角コーナーに捨てられたでごわす。 A:それは成仏できないですね。 C:可哀想…。 パプリカ:あっしの話はいいでごわす。君たちは友達でごわすか? A:いや、彼氏と彼女で、、、 B:カップルなんです。 パプリカ:ん? じゃあもう一人は誰でごわすか? A,B:もう一人? パプリカ:え、、、、 まさかあっしにしか見えない幽霊でごわすか?? C:私はあなたにしか見えない トンネルの管理人です。 パプリカ:あっしにしか見えないトンネルの管理人でごわすか。お世話になってるでごわす。 どすこい。どすこい。子どもに好かれたいでごわす! A,B:????? |
レイニースターライト/ゆりゆり探検隊
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助手:このトンネルの中に坑道があってその奥に宝があるそうですよ博士。早速行きましょう! 博士:やだ!(ぶるぶる) 助手:どうしました? 博士:暗い所怖い!!暗い所超怖いよ!! 助手:えぇーっ……。アマゾンのジャングルとかイエローストーンばりの渓谷とかあんなに逞しくしてたのに何でなんですか……? 博士:そんな事言われたって暗い所は別だもん!!別腹なんだもん!! 助手:90年代のOLみたいな事言わんといて下さいよ。ほら早くしないと日が沈みますよ。 博士:わーん。夜の闇も怖いよー!竹ノ塚の裏道でチンピラに犯されかけたあの忌まわしき思い出がー!! 助手:思った以上にヘヴィーな一発が。大丈夫ですよ。懐中電灯とヘッドライトとロウソクがあれば。 博士:ホント……? 助手:ホントですよ。東急ハンズで買ったからモノは確かですよ。 博士:犯さない……? 助手:竹ノ塚のチンピラじゃないです。不謹慎ですが未遂じゃないですか。 博士:じゃあ行くー♪ 助手:(ニヤリ) 博士:はあん助手の嘘つきぃー!!犯さないって言ったじゃないー(パコパコ) 助手:だからと言って何もしないとは言ってませんよ。こんなけしからんおっぱいぶら下げて全く……。 でも宝はあったから良いじゃないですか。(ペロペロ) 博士:そうだけどさぁ!あぁん/// 助手:博士、愛してますよ♪ (この後トンネル落盤があって生き埋めになり、何千年後にレズセックスしてる状態の二人の遺骨が発見されるのはまた別のお話) |