非可逆劇場/お祭り |
平岡: 夏ですね。夏と言えばお祭り! 花火大会とか良いですよね。 岡井: 分かる。花火大会に行って花火見ないで彼女の横顔見たいですね。 平岡: 分かるわー! 手を繋ぎたいけど繋ぐ勇気がなくてお互いを微妙な距離で歩くんですよね。 岡井: そうそう。彼女の浴衣姿にドキッっとくるんですよね。 平岡: いや、back numberの世界観!! back numberに擦られ尽くされた世界観だわ。 ただ我々彼女いないですからね。寂しいですよね。 岡井: 実は、僕は彼女いるんですよ。 お金を払えば1時間デートができるという素晴らしい彼女です。 平岡: レンタル彼女かよ。急に現実投げ込んできたな。 岡井: お祭りデートは手を繋ぎたいのと花火で横顔見たいから、最悪手と横顔があれば良いじゃないですか。 平岡: は? 岡井: だから手と横顔だけレンタルしようと思うんですよね。 平岡: ミュータントのレンタル彼女なんか。 岡井: お祭りでその彼女と手を握って逆の手で横顔を持つんですよ。 平岡: は? 横顔を持つ? すまん。相対性理論より意味が分からないわ。 岡井: いや、手で持たないと横顔が下に転がっちゃうから。 平岡: 女が斬殺されとる。事件のにおいしかせんわ。 岡井: 彼女の手から血がポタポタ垂れていて、「いや、リンゴ飴かっ!」とか言ってね。 平岡: 【悲報】 相方はきっと薬やってる 岡井: そして、デートのクライマックスには花火を見ながら言うわけですよ! 「たまやーーー!!」 平岡: 横顔見ろや!!! 何のためにその女は顔を真っ二つに切られたんだよ!! 岡井: こんなデートをいつかback numberに曲にしてほしいですね。 平岡: 真逆だわ! マキシマムザホルモンとかの方がしてくれそうだわ! いや、知らねえよ。知らねえけど。 岡井: こんなデート最高ですね。 平岡: 取り敢えず岡井は精神科へ。もういいよ。 |
デファクトスタンダード/射的 |
的屋の親父:おいあんちゃん! 射的やってくかい? 1回10円だよ! 若者:え、1回10円!? 安っ! でもどうしようかなあ? いい大人が射的なんてみっともないよなあ……。 ……いや、やろう! せっかくこんなに安いんだし、今日ぐらい童心に帰るか! たっぷり楽しむぞ! すいません! 100円払うんで、10回やらせてください! 親父:あいよっ!(銃を渡す) がんばって狙いな! 若者:よーし、なにを狙おうかな? ……あっ、あそこのクマの人形かわいいな! あれにしよう! 狙いをつけてっと。 クマの人形:いやあああああ!!!! やめてえええええ!!!!!! 若者: クマ:殺さないでください!!! 殺さないでください!!! お願いしますうううううう!!!!! 若者:……なんか人形が喋ってる!!! すごい命乞いしてくるんですけど!!! クマ:病気の妻と子供がいるんですよぉ!!! 若者:バックボーンとか語り始めた!! ……ダメだ、こんなの撃てないよ!! 親父:おいおい、どうしたんだよお、あんちゃ〜ん。 早く撃ちなよお。 お金がもったいないぜぇ(ニタニタ) 若者:腹立つ親父だな! 人の良心を踏みにじりやがって! ……クソッ! 通りでこんな安いわけだよ! (子供が現れる) 無駄に凄みのある子供:……おい親父。いつもの頼むぜ。 親父:へ、へい! 分かりやしたぜ旦那! 若者:えっ、なにこの妙にませた子供。 なんか親父も妙に気後れしてる! ……しかも声だけ大塚明夫ボイスだ! 違和感すごい! 子供:今日の獲物は……あいつだな(クマの人形に狙いを定める) クマ:やめてえええええ!!! 私には、私には病気の妻と子dウグッ!(下に落ちていく) 子供:……グッバイ、ベアー。フッ(銃に息を吹きかける) 若者:…………すげえええええええ!!! なんの躊躇いもねええええええ!!! どうなってんだよこの子! 無駄にかっこよすぎだろ! 大人なのに撃てなかった自分が情けなく感じてきた……。 子供:……おい、そこの若いの。 あんた、ここにくるのは初めてかい? 若者:えっ。……あっ、はい。そうです……。 (つい敬語になっちゃった……。なんでこんな小さい子供に“若いの”って呼ばれてるんだ俺は……) 子供:お前さんみたいな気の優しいやつが、こんなとこにきちゃあいけねえよ……。 あんたには平和な世界がお似合いだ。……じゃあな、坊主。 (夕日をバックに子供が去っていく) 若者:なんだったんだあの子供……。しかも“坊主”って。あはは。……もうやめようかな。 …………あれっ、あそこにお菓子あるな。なんだ、ちゃんと命乞い気にしなくてもいいやつあるじゃん。 あれ落として帰るかー。(狙いを定める) コアラのマーチのパッケージのコアラ:いやああああああ!!! やめてえええええ!!! 殺さないでええええ!!! 若者:結局それかよ!!! |
さんさんごーごー/夏祭り |
ヒューーーーーーー… \ドーーーーーン!!/ 花咲:雪野くん、みてみて!綺麗な花火だね! 雪野:うん…そうだね… 花咲:今年の夏祭り、とっても良い雰囲気だね! 雪野:うん……? 花咲:今年もいろいろエンジョイできて最高だなー! 雪野:あのさ!! 僕たち、焼きそば屋台の店員だってこと分かってる?? 花咲:この焼きそば、アッツアツでおいしー!! 雪野:売り物の焼きそばを炒めながら食べないでくれるかな!?!? ってかいくらなんでも熱くない!?舌大丈夫!? 花咲:んー、猫舌だから味はよく分からないやー。 雪野:いやちゃんと熱いとは思ってるんかい! だとしたら今言ってた「おいしー!!」は何??? 花咲:それにしても、お客さん全然来ないねー。 雪野:そりゃそうだよ!!なぜなら… ヒューーーーーーー… \ドーーーーーン!!/ 花咲:きれ〜〜〜〜〜〜!!! 雪野:花火の見えやすさ重視で、山の斜面に屋台開いちゃったからな!? この屋台にたどり着くには、完全に草木を分け入らなきゃいけないからな!? 何でここに屋台開こうと思った??? 花咲:だってあんまり人に見つかりたくなかったんだもーん。 雪野:もうその前提がおかしいよね!? この屋台やるためにどれだけのコストがかかったと思ってるんだよ!! …で、それにもかかわらず、屋台を開いた最大の理由は? 花咲:私の書いた「焼きそばのBL同人誌」を売るため。 雪野:もうそれは本当になんなの!?「焼きそばのBL同人誌」て!! そりゃBLだから人目につくところでやりたくないんだろうけど、 だとしても焼きそば屋台と抱き合わせでやることなの??? 花咲:うーん、いろいろ上手くいくと思ったんだけどなぁ。 雪野:なんか三兎四兎ぐらい追ったのに手持ちの一兎逃してるぐらいの感覚なんだけど… で、なんとか一人だけ来てくれはしたけども… 花咲:同人専用のTwitterで告知したの見てくれたみたいんだけど、 彼女はソース×麺派だったから「麺×ソースはけしからん!!」って言って買わずに帰っちゃったんだよね… どっちの掛け算かもちゃんと書いておくべきだったなぁ。 雪野:腐女子の宗教戦争は恐ろしい…宗教が合えば焼きそばも買ってもらえたかもしれないのに… 花咲:あっごめん!!勢い余って青海苔かけすぎちゃった… 雪野:とりあえず、売れる気配全くないのに延々焼きそば作り続けるのだけは止めようか??? |
コメット×アステロイド/Blood Festival |
下条:はいどうもー!コメット×アステロイドですよー! 下条朋成と天草エルちゃんの男女コンビでやらさせて貰ってますけれども!エルちゃん、ご挨拶しなきゃ。 エル:…………………… お前らを、血祭りにしてやる………… 下条:物騒やわ。一発目で何言ってんだよ。 エル:…………その前に血液占いをしましょう。 下条:物騒な祭りの前にそんなワンクッション要らんわ。血液型占いじゃないんだな。 エル:大量に血液を流すと、 死ぬわよ…………。 下条:だろうな。やっぱり血祭りじゃねえか。 エル:生レバーを食べましょう…………。 下条:占いっぽいワンポイントアドバイス言うなし。エルちゃんってニュース見ない子なのかな。 エル:出来るだけ新鮮なレバーを食べましょう…………。早速モーモーさんを絞めましょう……。 下条:やっぱり血祭りの範囲なのかよ。対象が人間で無いだけまだマシか。で今更可愛さアピールしても無駄だよ。 エル:でもその前に生レバーを食べてはいけないって決めた人を絞めましょう…………。 下条:やっぱり血祭りの範囲に含まれるのかよ。 エル:フフッ……、さあここからが本番よ…………。(生レバーもぐもぐタイム) 下条:最悪牛絞めた所でフィナーレにして欲しかったかな。(生レバーもぐもぐタイム) エル:腕をまくって、リラックスして…………。 下条:只の献血の手順じゃねえか。生レバー食う為にお偉いさんの血を流す必要は。 エル:お偉いさんを救う為に貴方の血液が必要なの…………。 下条:すっげえ嫌なマッチポンプだな。 エル:そしたら貴方の腕に冷たいモノを塗りたくるわ…………。 そう、絞めた牛の小腸を。 下条:ギャアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーー!!!!! バッチい事この上無い最低のチョイスかよ。 エル:最後には痛くするわよ…………。 貴方が大人しくしていればね…………。フフフッ…………。(ブスリ) 下条:うわあああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!! やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!! ってアレ……。いつの間にか針が抜かれてるしお偉いさんもピンピンしてる…………。 意味深にやってたけど普通の献血そのものじゃねえか!!!!! エル:どうだった……?お偉いさん主導の血祭り楽しかった……? 下条:いやもう二度と参加したくない。 |