今月のネタ
審査ペーパー
今月のネタ
バニーガール/お幾つですか?
爽雄 えっと、どれにすっかな〜・・・。

陽子 (ピロリーン カシャ)

爽雄 ・・・アイスコーヒーで良いや・・・決めた?

陽子 (ピロリーン カシャ)・・・え?あぁ、アイスティーで!

爽雄 分かった。すいませーん、注文お願いします。

陽子 (ピロリーン カシャ)

爽雄 アイスコーヒーとアイスティーで。

陽子 あ、店員さん!こっち向いて!(ピロリーン カシャ)

爽雄 あ、おい!・・・す、すみません、お願いします。

陽子 (ピロリーン カシャ)

爽雄 ・・・さっきから何やってんだよ?

陽子 え?人の顔を写真で撮りまくってるんだよ!ここの喫茶店、向かいが大通りだから色んな人の写真が撮れるよね!

爽雄 盗撮じゃねえか。やめた方がいいよそう言うの。

陽子 でもこれで時間つぶしできるよ〜!このサイト知ってる?How Old Netって言うんだけど・・・。

爽雄 あぁ、顔写真からその人の性別と推定年齢が分かるってやつね。

陽子 例えばさっきの店員さんは〜・・・

『女21歳』

陽子 21歳で女性だって!へぇ〜!!

爽雄 まあ、それくらいに見えるかな?でも正解の確認のしようがないけどな。

陽子 う〜ん・・・あ、すみません、アイスティーこっちです。

爽雄 コーヒーこっちで。ありがとうございます。

陽子 あ、お姉さん、失礼ですけどお幾つですか?

爽雄 聞きやがった。

陽子 ・・・21!?そうなんですか〜!やっぱり!いやね、このサイトで年齢が分かるって書いてあってね!

爽雄 やめろやめろ。仕事中何だから。すみません本当に。

陽子 はいどうも〜・・・お姉さん、少し嫌そうな顔してたわね?

爽雄 当然でしょう。見ず知らずのやつがいきなり年齢当ててきたとか気持ち悪いぜ。

陽子 あ、じゃあ道行く人の顔写真片っ端から

爽雄 ・・・さっき時間つぶしって言ったことをこの場でやっちゃうんだな。俺の立場がねえよ。

陽子 まあ、いいじゃない!えっと、例えばさっき撮影したこのカップルは〜・・・。

『女29歳 男31歳』

爽雄 ふーん・・・まあ、それくらいに見えるな・・・もうちょっと若く見えなくもないけど。

陽子 大体の目安になるよね!あと、こっちのカップルは・・・

『男25歳  女23歳』

陽子 だって!・・・何か歳の差的にもお似合いに見えるね〜。

爽雄 ・・・これ明らかに女の人の方に男のアイコンついてるけど・・・。

陽子 あぁ、人は見た目によらないってことね。

爽雄 ・・・しかも男の方に女のアイコンついてるし・・・そういうカップルってこと?怖っ!

陽子 時代は性に対して寛容になっている感じよね・・・。

爽雄 ま、まあな・・・。

陽子 あとは・・・この家族連れ!

『男4歳 男38歳 女34歳』

陽子 ふ〜ん・・・。

爽雄 ・・・これも親父の所に4歳の表示来てるぞ。

陽子 パパちっちゃいねぇ。

爽雄 いやいやいやいや・・・百歩譲ってそうだったとしてもこんなでかい4歳児嫌だろ・・・。

陽子 じゃあ、もしかして精神年齢を表示しているんじゃあ・・・?

爽雄 絶対嫌だし、そんなわけねえからな?親父の中身が幼稚園児とか家庭崩壊も甚だしいぜ。

陽子 その分子供がしっかりしたんだね!

爽雄 4年間で人生を達観した子供とかどうなんだろうな。

陽子 ある種奥さんが一番のツワモノだね・・・!・

爽雄 そうだな・・・そうじゃねえよ。顔認証って言うシステムどうなった。

陽子 他の写真だと・・・あ、これはどうだろう?

『男17歳 男18歳 男17歳 男17歳 女17歳 女18歳 女17歳 女17歳 女17歳 女17歳 女17歳 女18歳
 男17歳 男18歳 男18歳 男17歳 女17歳 女17歳 女17歳 女24歳 女17歳 女17歳 女17歳 女17歳
 男17歳 男17歳 男17歳 女18歳 女17歳 女55歳 女29歳 男41歳 女17歳 女17歳 女17歳 女17歳 女18歳』

爽雄 !?

陽子 懐かしいな〜・・・。

爽雄 あぁ、高校の卒業アルバムな・・・。

陽子 ・・・。

爽雄 ・・・この1人だけ24歳ってなってるのがお前か。

陽子 やめてぇぇ!!凹むぅ!!!

爽雄 何で見せた?

陽子 何で見るの!?

爽雄 お前が見せたからだわ。バカなんじゃねえの。老け顔って認識されたくせに。

陽子 ・・・。

爽雄 ・・・ごめん、言いすぎた・・・。

陽子 担任の田中先生厄年だったのね・・・。

爽雄 いまさらそこに食いつくなよ。

陽子 ・・・。(ピロリーン カシャ)

爽雄 ・・・何でこのタイミングで俺を撮影した?

陽子 老け顔とか言われたら悔しいじゃない!

爽雄 そう言うお前はどうなんだよ?年齢が追いついたか?(ピロリーン カシャ)

陽子 あ!私の写真撮ったのね!?私だってあの頃から少し経ったとはいえ若さを保つキープしているんだから!爽ちゃんは・・・。

『男7歳』

爽雄 ・・・。

『女79歳』

陽子 ちょっと若く見られてる!!

爽雄 良かったね。すみませんお会計お願いします。行こう?おばあちゃん。





カッターズ/怪盗
辻田 それでは、会議を始める。竹下刑事から。

竹下 はい。え〜、こちらは1週間前に届いた犯行予告状、差出人は世界一の泥棒と言われている怪盗山尾三世からです。

辻田 我が警察の最大の邪魔者と言っても差し支えないな。

竹下 内容は、以下のとおりであります。「1週間後の22時、タンザナイトの憂鬱を頂きに参上します。 怪盗山尾三世」

辻田 なるほど。そのタンザナイトの憂鬱についても一応説明を。

竹下 はい。タンザナイトの憂鬱は、その名の通りタンザナイト鉱石による宝石で、予告状が届いたこの美術館に展示してある最大の宝石でもあります。

辻田 あまり聞かない名前の宝石だな。

竹下 ですが、世界的に見てもこの美術館に展示してあるほどの大きさの物は珍しく、その価値は億単位とも言われています。

辻田 なるほど。山尾三世が狙うのもある意味必然と言った所だな。

竹下 彼の犯行を防ぎ、逮捕をするために我々警察は対策本部を結成、厳重な警戒を敷き、犯行当日となる明日に備えたわけですが・・・。

山尾 ・・・。(手錠)

竹下 ・・・何でもう捕まってるんだよ!?

山尾 俺としたことが・・・!

竹下 あれだよ!?普通はこれ厳重な警戒をものともせず盗んでいくって言うのがセオリーよ!?いや、警察がこんな事言うのもおかしいかもしれないけど!捕まるんならせめて明日盗む時でしょうが!!何で捕まったの!?

辻田 (ドヤ顔)

竹下 流石職歴25年の辻田警部・・・!あの大泥棒山尾三世を逮捕してしまうとは!

辻田 え〜、一応私の方からも報告させていただく。私が今日の午前9時ごろ、美術館正面入り口前に不審な人物がいたため職務質問を実施、提示された免許証を確認したところ、山尾三世、本名山尾渉であったことが確認された。

竹下 ・・・。

辻田 諸君も知ってのとおり、山尾は日本のみならず世界各地の宝石、絵画、骨董品などを窃盗していたため、ICPOより国際指名手犯として登録されていたため、本日の午前9時3分、窃盗などの罪により逮捕した。

竹下 ・・・だっさ。

山尾 何だとっ!?

竹下 だってそうでしょ!?これまで数々の宝石店や金庫のセキュリティーやわれわれ警察の追っ手を翻してきたのにこんなんで捕まっちゃうの!?

辻田 こんなんて。

竹下 あ、す、すみません言葉が過ぎました!・・・ってか現場にいたの!?明日侵入する美術館に行ってたの!?何しに!?

山尾 そりゃああれだ、下見よ下見。

竹下 下見!?前日になって下見してたの!?

山尾 いや、下見はできてないよ。美術館に入る前に捕まっちゃったんだから。

竹下 カッコわる!最低限の仕事も出来ずにいるあたりカッコわる!

山尾 俺としたことが・・・!

辻田 まあ、この後更に、これまでの窃盗品の行方などを調査するため、県警のほうへ連行する。

山尾 すみませんでしたぁ・・・。

竹下 謝った!普通に謝った!!

辻田 反省の色が窺えるのはいいことだろう?

竹下 そうかもしれないですけど何かがっかりしたわ!!この人完全に器じゃないもん!

山尾 ああ、そうだよ!俺が犯人だよ!!

竹下 このタイミングで何言ってんだよ!?別にあんたが犯人ってことは疑ってなかったし!

辻田 なお、予告状から検出された指紋、頭髪、さらに筆跡鑑定も実施している。

竹下 駄目だ打つ手が無い!この人どん詰まりだ!予告状を出したことがことごとく裏目に出ちゃってるじゃん!!

山尾 俺としたことが・・・!

竹下 この短時間で何回その台詞吐くんだよ!?あ〜あ・・・。

辻田 ・・・おい、いい加減にしないか竹下くん。何か・・・すごい職務に対して投げやりになってしまっていないか?

竹下 あ・・・すみません・・・ただ、何というかこう・・・ガッカリしてしまって・・・。

辻田 ガッカリ?

竹下 僕、こういう捜査班に所属するのも初めてだったし、相手は世界一の大泥棒・・・アニメ好きだった僕にとってこんなシチュエーションが実際に起こるなんて夢にも思いませんでした・・・。

辻田 ・・・。

竹下 でも、ふたを開けてみれば有能すぎる警察と駄目すぎるこそ泥・・・これじゃあ悲しくもなりますよ・・・。

山尾 ・・・あれだな、お前警察に向いてないよ。

竹下 あんたも泥棒に向いてないよ!・・・まあ、向いててもなっちゃあ駄目な仕事だけど。

辻田 ・・・たけしたぁ!!

竹下 あっ!!!す、すみません!こんなことを言って・・・悪を許容するとかじゃなくて・・・。

辻田 ・・・分かる・・・!

山尾 は?

竹下 ・・・え?

辻田 その、怪盗と呼ばれる輩に対してわれわれ警察が捜査網を張りめぐすのに憧れるっていう感じ?・・・すっごいよく分かる。

竹下 辻田警部・・・!

山尾 いや、何これ?

辻田 今からでも遅くない!われわれが警察に入ったその根源である件をやろうじゃないか!!

竹下 はいっ!

山尾 ・・・いやいや!ちょ、ちょっと待ってほしいんだけど!?

竹下 何だよ犯人!

辻田 そうだぞ犯人!

山尾 そこは普通に犯人呼ばわりなのか!?いや、俺もう捕まっちゃってるんですけど!?どうしようもなくね!?もう手遅れじゃね!?

竹下 そんなことは無い!お前手錠とか外せるんだろ!?

山尾 ・・・いや、無理・・・。

竹下 使えねー!何だよお前世界一じゃねえのかよ!?

山尾 だ、だって俺今まで捕まったこととか無かったし・・・!

辻田 仕方ない、それじゃあ謝って手錠を外してしまったため、山尾三世に逃走を許したということにしよう。

山尾 え!?逃がしてくれるの!?

竹下 そうするよりほか無いだろう!?

山尾 そんなことねえよ!?普通に連行するのが1番だと思うよ!?犯人が言うのもなんだけど!?

竹下 それで、22時になったら再び山尾が侵入することになっているから・・・。

山尾 いや来たくね〜!1回捕まってるのにこのスパンで来るとかありえね〜!!

辻田 しかし、君が来ないとこの捜査本部の存在意義が無くなるだろうが!

竹下 どうするかな・・・じゃあ、僕が後をつけますんで、時間になったらここに来るように誘導します!

辻田 ナイスアイデア!

山尾 嘘ぉ!?それが採用されるの!?

竹下 そう言うわけだ、とりあえず夜までの間時間を潰しに二人で漫画喫茶にでも行こう。

辻田 あ、それだったらこっから歩いて10分くらいの所に漫喫あるからそこに行くといい。

山尾 何だこの2人!?本当に何なんだこの2人!?

竹下 ポイントカード持ってるか?

辻田 無くても身分証があればすぐに作れるから。

山尾 免許証提示したらばれるだろうが!

竹下 いや、普通にもうばれているっていうか逮捕されてるだろうが。

辻田 それに免許証持っているのは確認済みだ。

竹下 さあ、ポイントカードを作りに行くぞ!!

山尾 終始変わってんじゃねえか!俺を捕まえるって言う捜査本部じゃねえのか!?

竹下 いや、もう捕まっちゃってるけどな。

辻田 そうだよ、お前の存在意義を見出すために我々も無い知恵を絞って考えているんだから少し黙ってろバカ。

竹下 ゴミやろう。

辻田 死ね。

山尾 風当たり強すぎる!!

竹下 だって犯罪者だもの。

辻田 だもの。

山尾 クソがぁ!こっちが全面的に悪いから言い返せねえ!!

辻田 それでは、山尾渉をいったん逃走させた雰囲気を醸し出したうえで漫画喫茶に赴き戻ってきた所を逮捕する作戦、実行!!

竹下 いえっさー!!

山尾 ・・・。










レポーター たった今入った情報です。窃盗などの罪で国際指名手配を受けていた山尾三世、本名山尾渉が、国立美術館で逮捕されました。





インタープラグ/アトラクション


八神 どうも、インタープラグです。よろしくお願いします。頑張って行きましょう。

綿谷 この間さー、友達みんなで遊園地行ったじゃん。

八神 ああ、行ったな。結構楽しかったよな。

綿谷 あれって、色んなアトラクションがあるけど、考えてる人すごいと思うんだよねー。

八神 確かにアトラクションのデザイナーが考えてるわけですからね。楽しさももちろん、安全性とか、もともとあるアトラクションとの兼ね合いも考えているからすごいよな。

綿谷 僕もそういうの憧れるからさ、1回やってみたいんだよねー。

八神 そうか。いいよ。

綿谷 いいの!?ありがとう!

八神 そんな感謝されることでもないぞ?設定に沿って、普段とは違う職業になれるっていうのはお笑いの特権だしな。

綿谷 そう言う視線は斬新だね!じゃあ、僕はテーマパークに新しいアトラクションを作るよう依頼されたデザイナーね!

八神 斬新な志望理由だな。





綿谷 あぁ〜・・・(カリカリカリ・・・)これだと・・・う〜ん、駄目か・・・でも、ここをこうすれば・・・(カチャカチャカチャ・・・)これじゃあ、前の二番煎じだな・・・。

八神 ・・・コーヒーをお持ちしましたよ。

綿谷 おぉ、ありがとう。君が入れてくれるコーヒーはおいしいから、仕事もはかどるよ。

八神 そんなこと言っても、なにも出ませんよ。それより、今度のアトラクションの設計、順調ですか?

綿谷 それがなかなか難しくてね。隣接するアトラクションとの兼ね合いと、海の冒険をテーマにして考えているんだが、なかなかうまくいかなくてね。

八神 そうですか・・・あと一つ、いいですか?

綿谷 ん?なんだい?

八神 ・・・この流れ、地味すぎねえか?

綿谷 えぇ〜!?何でこのタイミングで言うのさ!?

八神 俺の反省点としてはそのことを最初に言わなかったことと、あわよくばその設定に乗っかったことにあるな。

綿谷 盛り上がらなそうだったら最初からそう言ってよ!てっきり僕はアシスタント役として出てきてくれたのかと思ったのに!

八神 あ、俺はお前の奥さんのつもりで登場したんだけどな。

綿谷 微妙にすれ違っているじゃないか!

八神 でもさ、逆に考えろよ。この何にも面白くないネタで貴重な仕事を終える危機を脱したと考えればまだプラスじゃねえか?

綿谷 そうかもしれないけどさ〜・・・僕的には、ようやくデザインが仕上がって、テーマパーク側と会議に持って行く流れから、建設会社とトラブルを迎えたりしたかったのに!

八神 必然的に俺が複数のキャラクターを演じないといけなくなるな。そこまでキャパシティー無いからな?

綿谷 最終的に大ヒットアトラクションが完成させたかったのに!最終的にアシスタントに結婚を申し込むっていう展開をやろうとおもっていたのに!

八神 それだけで「企画会議」、「テーマパーク」、「プロポーズ」って言うネタが各々できそうだから、後で台本作ろうな。そんで、結局俺は女役だったのかよ。

綿谷 アシスタントと言えば女の人でしょうが!高校の部活とかもそうだったでしょ!?

八神 ・・・多分それマネージャーだわ。サポートっていう意味では当たってるけど、微妙にニュアンス違うぜ?

綿谷 じゃあ、どんなネタをやればいいのさ!?

八神 とりあえず、動きがないと分かりづらいから、お前が考えたアトラクションに俺が乗るっていう設定で行けばいいんじゃないか?

綿谷 そっかぁ。じゃあ、僕が考えたアトラクションに乗ってみてよ!僕はアトラクションの案内人やるから、八神くんが最初のお客さんで、貸し切りって言うことでいいから!

八神 大群の良さが逆に不安を煽るな。





綿谷 本日は当テーマパークの新アトラクション、「シーズンエクスプレス」のお披露目にお足をお運びいただき、お誠におありがとうございますお。

八神 おが多いよおが。語尾に付けたら鬱陶しさが増しているお。

綿谷 本日は、私の親友であり、大相方の八神新一郎さんに、最初の搭乗者としてアトラクションを体験していただきたいと思います。

八神 ・・・多分、大親友であり、相方の俺だな。そんで、その紹介は顔から発火ものだな。

綿谷 さあ、1時間待ちの長蛇の列ができた中、八神くんが一人でアトラクションに乗ります!20人乗りのアトラクションですが、一人乗りこみます!!

八神 ごめんなさい。

綿谷 はい、乗りこんでいただいたら、お手元の安全バーとサラダバーをお下げください。

八神 サラダバーだけあってもどうしようもねえよ。主食と肉だせや・・・・飯があっても困るけど。

綿谷 それでは、シーズンエクスプレス、発車!!

八神 ・・・また聞きそびれてしまったんだけど、シーズンエクスプレスって何ぞ?

綿谷 日本には、他の国よりもより明瞭な四季があります。このアトラクションでは超特急に乗り、日本の四季を体感していただくアトラクションです。

八神 デザイナーの時の海の設定どこ行った。別物になったのね。

綿谷 さあ、だんだんと暖かくなってきましたね。

八神 確かにそうだな。空調パワーすっげえ。

綿谷 まずは春です。「春はあけぼの」という言葉があるように、春は生き物たちが活発に動き始め、私たちの目を楽しませてくれます。

八神 はぁ。

綿谷 そして、春は別れと出会いの季節です。今日一緒に来ている人ともお別れする日が来るでしょう。

八神 なんちゅうことを言うんだよ。俺は一人で乗せられているからまだしも、次からはカップルとか家族での客も乗るっちゅーの。一人で乗るのはよっぽどまれパターンだろ。

綿谷 あ!皆さん頭上をご覧ください。雨が降ってきました。

八神 梅雨だな。なんか蒸し暑いし。

綿谷 6月と言えば、ジューンブライド。6月の花嫁は幸せになれる。私も、心に決めた女性に、思いを告げましょうか・・・。

八神 プロポーズの件はまた別の機会に頼むわ。

綿谷 そして、茹だるような暑さ!夏!!

八神 夏だなあ。一枚脱ごう。

綿谷 夏嫌い!!

八神 いやおい、待ておい。それ禁句だおい。

綿谷 (プシュ ゴクッゴクッ)・・・あ〜やっと涼しくなった。

八神 あ、本当だ。お前なんか飲んだろ?

綿谷 秋と言えばスポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋、色々ありますね。

八神 まあそうだな。

綿谷 あなたにとって秋って何ですか?

八神 強いて言えばこのやり取りに飽きが来ている。

綿谷 ・・・あれ?急に冬になった?

八神 どうせ寒かったよこの野郎。

綿谷 ・・・さっぶ。

八神 改めて言うんじゃねえよバカたれが。

綿谷 ・・・あ、もう終わったんで早く降りて下さい。

八神 急だなおい。

綿谷 季節の巡りは早いからね。

八神 いい加減にしろ。

二人 ありがとうございました。





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