Dブロック
採点は終了しました!
@ Life style
漫才/Texpert
杏奈:どうもLife styleです。よろしくお願いします。

美帆:傍若無人と罵詈雑言の2人組です。

杏奈:そんな野蛮じゃないから。ボケとツッコミでやっていきましょうね。

美帆:ところで私、思ったことがあるんだ。
   得意のテレポーテーション使って聞いてくれる?

杏奈:テレパシーだよ。何で人の話聞くときに瞬間移動しなくちゃいけないのよ。
   元々そんな能力持ち合わせてもないし。

美帆:ハリーポッターって知ってる? 今更ながらすっかりハマっちゃって。
   ……違う違う、それはボビーオロゴンでしょ。

杏奈:何も言ってない。むしろボビーは武闘派だよ。

美帆:でね、読んでるうちに学校経営って儲かりそうだなって思ったの。

杏奈:………学校経営?

美帆:うん。

杏奈:ハリーポッター読んで?

美帆:スリザリンは嫌だ…スリザリンは嫌だ……。

杏奈:退学。

美帆:(白目)









杏奈:………いや、魔法使いになりたいなとかじゃなくて?
   あれだけの長編小説読んで、経営面に興味持ったの?

美帆:儲けたお金で最終作の「ハリーポッターと死の秘宝」を買う。

杏奈:ハマったのに最後まで読んでないの!? まず本を買いなさいよ!

美帆:という訳で学校を作りたいなって。専門学校。
   この場を借りて1級スペシャル専門学校マイスターである杏奈の知恵も借りたいなと。

杏奈:そんな資格無いよ! あったとしてもどの場面で役立つのよその資格!

美帆:専門学校にも色々あるわよね。料理、音楽、美容、写楽、北斎。

杏奈:後半二つ浮世絵の人じゃない!? 写楽専門学校とか初耳だよ。

美帆:たくさんあるけど、今日は何個か案を考えてきたから聞いて。
   明日は今日の倍聞いて。

杏奈:明日は嫌だよ。今日で全て出し切って欲しいんだけど。

美帆:まず1つ目はマジシャンの専門学校。
   魔法学校は無理だから、マジシャンを養成する学校を作りたいなって。

杏奈:マジシャンになる為の学校か。いいんじゃない?

美帆:その名も「タネも仕掛けもありま専門学校」。

杏奈:名前が絶望的にダメだよ! 一気におふざけ感が増してる!

美帆:「個性的な講師が皆さんを全裸で待っています! 」という触れ込みで呼び込もうと思うんだけど。

杏奈:何で全裸なの!? どういう受け入れ態勢な訳!?

美帆:タネも仕掛けもないって事を証明したいじゃない。

杏奈:だからって全裸になる必要はないよ! モラルもないじゃない!

美帆:授業は本格的よ。ここに一枚のカードがあります。

杏奈:マジックを実演しながら教える形なのね。

美帆:いえ、カート・コバーンではなくカードです。

杏奈:誰よニルヴァーナのギターボーカルと間違えた奴。

美帆:このカードに和訳を書いてください。

杏奈:……和訳?

美帆:はい、ありがとうございます。
それでは歌います、ニルヴァーナで『一寸先はネギ』。

杏奈:そんな曲歌ってないよ!! 何よ一寸先はネギって! 田舎か!
   歌詞カード用意してどうすんのよ、マジック全然関係ないじゃない!

美帆:マジックペンで和訳書いてもらうから。

杏奈:やかましいわ! ちゃんとしたカードマジックをやりなさいよ!
   ここに1枚のトランプがあります、的な。

美帆:ここに1枚のトランプ的な物があります。

杏奈:トランプ的な物って何!?

美帆:これをシルクハット的な物に入れます。するとハト的な物が1丁、2丁!

杏奈:全部曖昧で意味分からないよ!
   ただ一つ分かったのはハト的な物で豆腐出てきたという事だよ!!

美帆:残念、正解はピストルでした。

杏奈:全然ハトと関係ないじゃない!!
   1丁、2丁って言うから『ハト=白い=豆腐』で連想したのに何で!?

美帆:「ハトが豆鉄砲食らう」って言うから。

杏奈:言うけど形は全然違うからね!?
   マジシャンの学校は全体的にインチキ臭いからダメだよ。他のないの?

美帆:じゃあ次は、日本語学校。
   日本の文化に興味を持つ外国人や、移住してくる人も多いじゃない。

杏奈:確かに需要はありそうね。

美帆:私、前世であるボビーオロゴンの頃から日本語学校開きたくて。

杏奈:お前ふざけんなよ。

美帆:名前は「戸塚あらヨットスクール」。

杏奈:何か聞いたことあるんですけど!?

美帆:日本語学校なのでお江戸感を増してみました。

杏奈:お江戸感以上にスパルタ感が強いんだよ! というかお江戸感って何!?

美帆:他の日本語学校と差別化を図りたいから、講師は日本在住の外国人にしようと思うの。

杏奈:え、日本人じゃないの? 日本語学校なのに?

美帆:外国人同士の方がつまづく部分や難しい所を共有できるかなって。

杏奈:なるほど。同じ目線で生徒に接しようと言う考え方ね。

美帆:候補としてはデーブスペクターかウエンツ瑛士にお願いしようと思うんだけど。

杏奈:チョイスがおかしいよ! ウエンツなんてほぼ日本人じゃない!

美帆:もしくはルー大柴かエスパー伊東。

杏奈:どっちとも日本人だよ!!地方の営業か!!

美帆:日本語で難しい部分って、同音異義語だと思うの。
   例えば雨とハゲとか。

杏奈:飴だよ。雨とハゲはどっちも悲しい。

美帆:この部分に力を入れようと思うから、ちょっと苦しみながら聞いてくれる?

杏奈:ノーダメージで聞きたいんだけど。

美帆:地球上の陸地以外の部分、これはう↑み↓です。
   一方で傷口から出てくる液体はう↓み↑と言います。

杏奈:海と膿、ね。あんまり外国人が膿って言う機会ないと思うけど。

美帆:政治家そのものは膿、その政治家を沈める場所が海です。

杏奈:その説明いる!? それ聞いて「なるほど〜」ってならないでしょ!

美帆:カブトムシや蝶、これはむ↓し↑です。
   人の存在や話を無いようにすること、これはむ↑し↓と言います。

杏奈:今度は虫と無視ね。

美帆:皆さんは虫以下のちっぽけな存在ですので、無視されて突然です。HAHAHA!

杏奈:何が HAHAHAだよ!!Fuck! shit!

美帆:Fuckは縦に落ちる変化球で、Shitは肩や腰に貼る薬品を含んだ布ですね。

杏奈:それはフォークと湿布だよ!!
   フォーク! 湿布!って叫ぶのキャッチャーで主将ぐらいだわ!!

美帆:こんな感じでどうかなぁ。

杏奈:却下だよ。学校経営って甘いモノじゃないんだよ。

美帆:甘いモノ……そっか!!
   ウイーン、ガシャガシャ、ピピー、プシュー……。



   [予期せぬエラーが発生した為 検索を終了します]



   素敵なアイデアが閃いたわ。

杏奈:矛盾してるよ。

美帆:甘いモノの反対はそう、辛いモノ。ならば辛い専門学校を作ればいいのよ!

杏奈:もう全然意味分からないよ! 辛い専門学校って何!?

美帆:例えば、辛いモノを延々と食べたりする授業とか。

杏奈:ただの拷問じゃない! 何が得られるのよその授業!

美帆:「今日は特別講師に来て頂きました」
   「ハイ〜ッ、まずは手始めにタバスコ1本一気飲み」

杏奈:エスパー伊東を呼ぶな!! 営業するな!!

美帆:「さらに特別講師がもう1名、チューブのからしを一気飲みしてもらいましょう」
   「オマエ バカだろ! フザケンナヨ!」

杏奈:またボビー出てきたよ! そんなに好きならボビーオロゴンの専門学校作りなさいよ!!

美帆:何やかんやあって卒業式。目には大粒の涙が…。

杏奈:一番泣きたいのは親だよ。

美帆:横には刻まれた大量のハバネロ。

杏奈:何でそんなもの横に置いてるのよ! 涙はそのせいだよ!

美帆:退場と共に浴びるのは、拍手、温かい言葉、そして麻婆豆腐。

杏奈:最後のは浴びるものじゃないでしょ!!

美帆:卒業生はここで学んだ事を胸に、一流のタバスコ飲みとして新たな一歩を踏み出します。

杏奈:そんな職業無いから!! 全員エスパー伊東の弟子にでもなるつもりか!!

美帆:皆さん分かりましたか?
   これだと辛い(からい)じゃなくて辛い(つらい)ですよね。

杏奈:いや日本語の授業だったの!? いい加減にしなさい!

2人:ありがとうございました。





A さんさんごーごー
漫才/メリーさん
雪野:はいどうも、男女コンビ・さんさんごーごーです。よろしくお願いします!
   僕が雪野優樹で、相方が…

花咲:私、花咲さん。今から、コント入りするの!

雪野:…先走りすぎじゃないですかね!?

   メリーさんっていう怖い話ありますよね?
   電話かけて来て居場所伝えて来て、最終的に今あなたの後ろにいるの、とかなるやつ。
   あれの体のネタを花咲さんがやりたいそうなので、しばしお付き合いくださいませ。





花咲:私、メリーさん。今、あなたの胃の中にいるの。

雪野:!?
   え、胃の中!?お腹の中!?

花咲:…もう、雪野くんがよく噛んで食べないからだよ!

雪野:消化される前提??
   って違う違う。ちょっとメリーさんにしてはゴール通り越し過ぎてる。

花咲:あっ…ごめんね、開幕カニバリズムで…

雪野:開幕カニバリズムって何だよ…喰われた側の視点からの「カニバリズム」発言は斬新すぎるよ…

花咲:次はちゃんとしたメリーさんやるから!

雪野:メリーさんってまずちゃんとしたやつあるのか…?




花咲:私、メリーさん。今、あなたの肺の中にいるの。

雪野:おい、おい。
   苦しいから、いろんな意味で。

花咲:ごめんね、連続カニバリズムで…

雪野:カニバリズムなのか??肺に入るのはカニバリズムなのか??吸い込んだ感はあるけども。

花咲:ごめんね、次はカニバらないメリーさんやるから!

雪野:まぁ、当たり前だなとしか…





花咲:私、メリーさん。「ピザ」って10回言って!

雪野:何で!?何でメリーさんにそんなこと言われなきゃならないの!?

花咲:ねぇ!言って!

雪野:…ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ。

花咲:さて、私はどこにいるでしょう!

雪野:知るか!!真っ当に肘指しとけ、いや電話口だからどこ指してるか見えないけど!
   …とりあえずまんま引っかかりに行ってみるけど、ピザ屋とか?

花咲:ざんねーん、寿司屋でした!

雪野:本当に知るかよ!!そうなんだね外しちゃったなーとしか言えないわ!!

花咲:ひ・と・喰いねぇ♪

雪野:やっぱりカニバリズムじゃないか…





花咲:私、メリーさん。ねぇ、ちゃんと風呂入ってる?

雪野:…だから何でメリーさんから質問されちゃうんだよ。
   
花咲:ねぇ、ちゃんと風呂入ってる?

雪野:…姉とは入ってないよ?風呂自体は入ってる。

花咲:ちぇっ、なーんだ。

   …ちなみにメリーさんは、知らないおじさんと一緒に入ってるよ!

雪野:いやいやいやいや!!知らないおじさんて!!
   お化け相手とはいえ謎のショックを覚えたぞ…





花咲:私、メリーさん。今、知らないおじさんと一緒にいるの。

雪野:おじさん!!!

花咲:おじさん「いやーメリーさんっちゅう女から電話かかってきて最終的に後取られたんだけど、
        いざ会ってみたら偉いべっぴんさんでなぁ…
        お金渡したら一緒に風呂入ってくれたわ!!」

雪野:あーもう聞きたくない聞きたくない!!
   メリーさんの目的、もはや援助交際じゃん!!

花咲:お風呂までならOKだと思ったのに…

雪野:お金貰ってる時点で割とアウトだからなぁ…





花咲:私、メリーさん。今、おじさんの胃の中にいるの…

雪野:はい!?!?!?

花咲:おじさんにHな意味で食べられちゃって…

雪野:いやHな意味で食べられたのなら胃の中には入らないと思う…
   けど本当に何やってるの???

花咲:ごめんね、帰ってきたカニバリズムで…

雪野:できれば過剰なエロも含めてお引き取り願います…





花咲:私、メリーさん。「てぶくろ」を逆から言って!

雪野:…さっきから小学生の悪ふざけみたいなのばっかりでは???

花咲:言って!!!

雪野:…「ろくぶて」。はぁぶたれちゃうな。

   あれ、でもメリーさん電話越しだよね?僕の後ろにいるわけじゃないよね…?

花咲:おじさん「いて!いて!いて!あっ!はうっ!はぁーん…」

雪野:おじさんがぶたれてるし!!
   後半、感じちゃってるじゃん…





花咲:私、メリーさん。今、あなたの目の前にいるの。

雪野:うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?急に!?
   いや、怖がらせるとしても後ろにいて徐々にじゃないの!?

花咲:「おじさん」って10回言って。

雪野:何でさ!?
   おじさんおじさんおじさんおじさんおじさんおじさんおじさんおじさんおじさんおじさん。

花咲:じゃあね…

雪野:どこ行くのー!?
   おじさんって言わせるだけ言わせて、何がしたかったの!?





花咲:おじさん「おじさんだよ!今、お主のおるビルの1階にいるぞ!」

雪野:おじさんじゃん!!おじさんも近くまで来てるじゃん!!
   さっきの10回、おじさん召喚魔法だったじゃん!!

花咲:おじさん「お主は罪を犯した。今からお主の元へ向かって逮捕するぞ。」

雪野:何で!?罪って何!?
   僕、何か明確にミス犯してたか!?

花咲:私、メリーさん。今、あなたの後ろから直接話しかけているわ。

雪野:せめて前から話しかけて!?直接なら前でいいじゃん!!

花咲:このままだとあなたはおじさんに逮捕される。
   でもね、私に10万円払ってくれれば…

雪野:え、何この巧妙な手口のオレオレ詐欺みたいなやつは!?
   僕はいったい何に巻き込まれているの!?

花咲:10万円払ってくれれば、私がおじさんを食べてしまうわ。

雪野:食べないで!!本日何度目のカニバリズムだよ!!

   おい!!何なんだよこのメリーさんは!!
   一体何がしたかったんだ!

花咲:おじさん「いて!いて!いて!あっ!はうっ!はぁーん…」

雪野:何も言ってないのにおじさんを6回もぶつな!!いい加減にしろ!!





B オレノココロ
おちんちんボンバー
藤岡:いやぁ、やっぱりマックのハンバーガーは美味しいよなぁ

勝浦:全くだ。どうしてこんなにもファストフードというのは口に馴染むんだろうねぇ

藤岡:下手なお店で変なもの食べるよりも全然いいよなぁ

勝浦:全くだ。下手したらまずいもの食べさせられて2人で4000円とか超えちゃうかもしれないしな

藤岡:それに比べてこのハンバーガー。2人でいくらだったっけ?

勝浦:650円

藤岡:安いもん。安くてこんなに美味しいなんて最高だよね

勝浦:あぁ、最高だね。しかも食べてる場所がいいもの。だって自宅じゃないんだよ?

藤岡:そうそう。一人暮らしの男が部屋でモソモソ食べていたってハンバーガーなんて美味しくなんかないさ

勝浦:景色の良い所で友人と食べるハンバーガー。これが最高に美味しいのさ

藤岡:ちなみに今、ここはどこだっけ?

勝浦:……下関。山口県の下関市

藤岡:海が綺麗だよね。下関って

勝浦:本当だね。これだけ海が近いんだから色々な魚が捕れるんだろうねぇ

藤岡:……でもさ、魚って生で食べたら当たっちゃう人もいるよね

勝浦:あ、あぁ! そうだな! 蕁麻疹とか出ちゃうよな!

藤岡:だから魚なんて食べちゃダメなんだよ! 加工食品を食え! 加工食品を!

勝浦:その点、ハンバーガーなんて完全に火を通しているもんね

藤岡:食中毒になる心配なんてないもんね

勝浦:なんだっけ? 下関で捕れる有名な魚?

藤岡:ふ……ふ……ふ、なんとかだったっけ?

勝浦:あぁ、そうだそうだ。ふ、なんとかだ。ふぐり……だっけ?

藤岡:そうそう。キンタマみたいな魚が有名らしいね

勝浦:そのふぐりを出す店? っていうのが下関にはたくさんあるらしいね

藤岡:そうらしいね。美味しいかどうかわかんないけどさ。店の数はたくさんあるらしいんだ

勝浦:……その全店舗が休みなんてことが有り得るのかね……

藤岡:しょうがないよ。最近、海が荒れてふぐりが捕れないんだから

勝浦:ま、まぁ、オレ達はふぐりを食べるために下関に来たわけじゃないからな!

藤岡:そ、そうだよ! わざわざ有給とって下関に来たのはそんな汚らしい魚を食べるわけじゃないもんね!

勝浦:大体、そのふぐりっていう魚は猛毒があるらしいじゃないか!

藤岡:死の危険性があるんだって。そんな魚なんて食べたくないよねぇ

勝浦:なんで死に急ぐ必要があるんだってぇの! 空港にふぐりの本まで置いてやんの!

藤岡:しかもその本1500円だって! バッカじゃねぇの! 誰がそんなの買うんだよ!

勝浦:そうだよ! オレ達以外に誰が買うんだよ!

二人:……はぁ

藤岡:まぁ、これは……部長へのお土産だよな!

勝浦:あ、当たり前じゃないか! オレ達はそんなにふぐりに興味ないっつーの!

藤岡:……しかも、ふぐりってめちゃくちゃ高いらしいよ

勝浦:あっ、オレも噂には聞いたよ。まぁ、詳しくは知らないんだけどさ

藤岡:オレも詳しくは知らないんだけどさ。大体、ふぐりなんていう魚自体今日初めて知った、見たいなところがあるしね!

勝浦:なんか噂によると、2人で1万円超えるとか?

藤岡:バカじゃないの? 1万円あったらハンバーガー何個食えると思ってんだよ

勝浦:食事にそんなお金かける意味が分からないよね。1万円て

藤岡:「2000円プラスでヒレ酒もついてきますけど?」なんて女将さんに聞かれちゃうんだぜ?

勝浦:「えぇ!? ヒレ酒なんて飲んだことないですよぉ! じゃあせっかくだから頂いちゃいますか!」

   なんてアホみたいな顔で答えちゃう人とかもいるんだろうなぁ 

藤岡:アホ丸出しだよな。大体ヒレ酒って何なんだよ。酒は酒で飲ませろっつーんだよ!

勝浦:そうだよな。そんな気持ち悪い酒なんて飲んだこと1回もないっつーの!

藤岡:だから飲んでみたい!!

勝浦:……え?

藤岡:あっ、いや……マックシェイクのことだよ。ちょっと店員さんに追加注文してくるわ 

勝浦:じゃあオレも頼むわ。ハンバーガーとナゲットを3個ずつな

藤岡:おいおい、よく食べるなぁ

勝浦:まぁな。前々日から何にも食べてないからな

藤岡:お前も!?

勝浦:って言うことはお前も!?

二人:……ダイエットのために!!

藤岡:だよなぁ。別に下関旅行のために腹を空かせたわけじゃないもんね

勝浦:そうそう。じゃあ、追加注文頼むわ

藤岡:あいよ





藤岡:おまたせ! フグあったぞ! 

勝浦:マジで!? マジで!?

藤岡:チキンナゲットのふぐ刺しソース!

勝浦:何だよそれ! いらねぇよ!! 本物のフグを食わせろよ!! フグが食いたいんだよぉぉぉぉ!!!

藤岡:……え?

勝浦:あっ、いや……服! 服を買いに行きたいなぁって言ったの

藤岡:だって今「食いたい」とかなんとかって……

勝浦:ネクタイだよ、ネクタイ! フグなんて全然食いたくないね!

藤岡:お、おぉ……じゃあこれ、ナゲットとハンバーガーな

勝浦:サンキュ

藤岡:あぁ、暇だなぁ。なぁ、食いながらでいいからマジカルバナナやろうぜ

勝浦:いいよ

藤岡:マジカルバナナー! バナナと言ったら食べ物ー!

勝浦:食べ物と言ったらフグー!

藤岡:フグと言ったらフグー!

勝浦:フグと言ったらフグー!

藤岡:フグと言ったらフグー!

勝浦:フグと言ったらフグー!

二人:フグが食いてぇぇぇぇぇ!!!!

勝浦:なんで下関まで来てフグが食えないんだよぉぉぉぉ!

藤岡:全店舗閉店て! 閉店て!

勝浦:どういうことなんですかぁぁぁぁぁ!

藤岡:もうこうなったらオレ達がフグになろう! いや、ふぐりを出そう!

勝浦:それだー! (ポロン)

藤岡:(ポロン)

二人:あははははははははははー!




警察:全裸で街を徘徊していた不審な男2人組を逮捕しましたー!





C 非可逆劇場
漫才/lyricist
平岡: 非可逆劇場です。

まな: よ…よろしく…。お願いします…。

平岡:まなちゃんは緊張してる?

まな: は…はい…。

平岡: まなちゃんはこうやってカメラの前で漫才するのは初めて?

まな: は…はじめて……です…。

平岡: そんなに緊張しなくていいよ。うけたら直ぐに気持ちよくなるからね。

まな: は…はい…。

平岡: じゃあ、色々と質問させてもらうね。
   好きな相方のタイプは?

まな: わ…私がボケなので…。ツッコミの方がいいです…。

平岡: まなちゃんボケなんだ! 意外とやり手なんだね!

まな: そ…そんなこと……ないです…。

平岡: じゃあ、まなちゃんのスリーボケ教えて?

まな: は…はい。右からべっぴんさん…。べっぴんさん…。1つ飛ばしてべっぴんさんです…。

平岡: すごいね! ベタだね!

まな: 人前で…こんなこと言うの…。恥ずかしいです…。

平岡: 気にすることないよ。直ぐに慣れるから。
   じゃあ次は、まなちゃんの初漫才のことを聞いてもいいかな?

まな: え…!? は…はいっ……。

平岡: じゃあ初漫才は何歳のとき?

まな: 高校2年生なので…。17歳……。

平岡: 今の子って皆そのくらいなのかな。当時の彼氏と?

まな: は…はい…。

平岡: 彼氏の部屋でやったのかな?

まな: いや……。文化祭のステージで……。

平岡: ええええええ!! いきなり!!
   まなちゃんやるね!!

まな: 私がやりたいって言ったんじゃなくて………。当時の相方、、。
   あっ、彼氏がそういう癖だったので……。

平岡: あ、そうなんだ!

まな: は…はい。

平岡: じゃあ、ここからは実際に漫才男優さんと一緒に漫才してみようか。

まな: は…はい。




岡井: はじめまして。漫才男優の岡井です。

まな: は…はじめまして…。島桜まなです…。

岡井: 緊張しなくていいからね、じゃあゆっくりボケてみようか。

まな: は…はい。
   もしも、郷ひろみが点呼をとったら。
   番号。一、二、三、四、郷でぇぇす。

岡井: なんでやねん!!!
   いいじゃない。じゃあ、もう一回ボケてみようか。

まな: は…はい。
   渡部陽一。
   せ ん じ ょ う カ メ ラ マ ン の










   わ    た    な     べ







   よ   う   い   ち   で    す

岡井: なんでやねん!!! 溜めすぎ…。えー。の…やつかよ!!
   乗ってきたんじゃない? もう一回いこうか。

まな: いやツッコミ下手かよ!!!!

岡井: !??

まな: ツッコミ下手かよコルァァ!!

岡井: ど…どうしたのまなちゃん??

まな: 気安く名前で呼ぶんじゃねえよ!!
   てめえ、本当に漫才男優なのか!?

岡井: な…なに言ってんねんやねん!

まな: 無駄に関西に憧れを持ってるようなツッコミが素人まるだしなんだよ!!
   てめえ、素人だろ!? 本当はツッコミ童貞なんだろうが!?

岡井: ど…ど…どどどど…童貞じゃねねねねえよ!!

まな: 必死じゃん!!

岡井: ひひひひ…必死じゃねねねええよよ!!

まな: てめえみたいなツッコミ童貞と漫才なんかしたくねえんだよ!!

岡井: うるうるうううるうるせえよ!! なななななんだおおおまえ!

まな: 何その返し?? つまんねえ!!

岡井: つつつまんなくねねねえよ!! おおおおおお面白いよよや!!

まな: 何泣いてるの!?

岡井: 泣いてねえししし!! は?? は?? なんだよ!!

まな: こんなのやってられねえ!! 私帰る!!

岡井: まままま待ってよ!!





岡井: とどとどどうしよう? 平岡さんん!!

平岡: 漫才師という名のリリシスト、、、 アーメン、、、

岡井: 平岡さん?

平岡: 彼女が逃げたのもまた天命、、、 神は全てを見てる、、、

岡井: …

平岡: さあ神よ!!! 雷(いかずち)による裁きを!!!

岡井: 平岡さん!!







岡井: てなわけで、どうも非可逆劇場です。 

平岡: ここまでがツカミです。頑張って漫才をやっていこうと思います。

岡井: 突然なんですけど、学生の頃って懐かしいですよね。

平岡: 確かにね。

岡井: 中でも懐かしいと言ったら制服盗まれることね。

平岡: 無共感の天才かよ。 盗まれたのはプールの授業の間とか?

岡井: いや、普通に廊下歩いてて、気づいたら無くなってた。

平岡: なんだって。

岡井: だから、普通に廊下歩いてて、気づいたら無くなってました。

平岡: 制服って気づいたら無くなってるものなのか。
   結局それは誰に盗まれまれたの?

岡井: 分からん。気づいたら無くなってたから、

平岡: 盗んだやつ無敵すぎるだろ。
   ちょっと当時をよく思い出してみて。盗まれる前は普通に制服着てたんでしょ?

岡井: うん。ワイシャツ着て、カーディガン来て、ブレザー着て、コート着てたんですけど、
   気づいたら全部無くなってた。

平岡: ハンターハンターレベルの技術かよ。
   よーく思い出して。心当たりとかは無かったの?

岡井: 当時、友達四人と喧嘩したばっかだったからもしかしたら、それかも。

平岡: なるほど。ちなみにその友達はだれだ?

岡井: 一人目は制服盗み太郎君。

平岡: そいつ犯人だ。決まりだ決まりだ。

岡井: 二人目が織田信長。

平岡: お前の同級生に有名人いるんだ。羨ましいな。

岡井: 三人目がハンターハンターレベルの技術君。

平岡: どこまでが名字だ。

岡井: でもさっき平岡さんが、ハンターハンターレベルの技術かよって言ったのでそいつが怪しいかも。

平岡: ごめん。そんなつもりで言ってない。そんなキラキラネームの究極体な奴いたのかよ。

岡井: 四人目は島桜まな。

平岡: えっ!? あいつ知り合いなの!?

岡井: 幼なじみ。

平岡: 幼なじみ!? 言えよー!

岡井: そういえば文化祭で制服盗み太郎と漫才してたわ。

平岡: あいつの元カレ制服盗み太郎かよ。
   幼なじみにツッコミ童貞って言われるのってどんな気持ちよ。

岡井: いや、別に何とも思わないよ。

平岡: 異常に動揺してたじゃねえかよ。とどとどどうしようとか言ってたし。
   言葉のバイブレーションかよ。

岡井: うううるせえ!!

平岡: 何がはじめましてだよ。めちゃくちゃ知り合いじゃねえかよ。

岡井: あいつの話はいいだろ!!

平岡: ごめん。で、その中で怪しそうなやつはいないの?

岡井: そういえば、その日の放課後に織田信長が制服八着担いでたからあいつが犯人だったかも!

平岡: あと七人いるのかよ。
   でもそんなに制服奪ってどうするんだよな。直接理由聞きたいね。

岡井: やっぱり、天下を目指した織田信長だから“制服“で日本を“征服"したかったんでしょ!

平岡: は?
   上手いこと言っても何の解決にもならねえわ。もういい加減にしろ。










神の雷「ズドーーーーーーーーーン!!!」





『漫才とかけて雷と解く。その心はどちらも落ちるでしょう。』



《暗転》



《と言うか停電》





D インタープラグ
コント/宇宙人はいる
(明転)

綿谷 わー!!!びっくりした!!!

八神 っ!?

綿谷 ・・・あ!いや、ごめんごめん!びっくりしちゃって!

八神 ・・・今の会話にびっくりする要素無かっただろ。

綿谷 え!?あぁ!そうだね!何でびっくりしたんだろうね!ははっ!

八神 ・・・続けるけど、この銀河系には2000億個以上の恒星が存在しているらしいぜ?それくらいの星があるっていうことは、他に生物が生息している星があってもおかしくないじゃないか。

綿谷 いやっ、っかし、しかし!しかしですよ!?何のために異星人がやって来るのさ!?

八神 これは仮説なんだけど、その異星人は侵略が目的だからじゃないかな?

綿谷 ふぁっ!?

八神 俺たちに気づかれずに溶け込みつつ、この星の気象、文明を持つ生物の習性といったデータを収集し、侵略の糸口をつかもうとしているんだろうな。

綿谷 はーっ・・・!はーっ・・・!はーっ・・・!

八神 ・・・大丈夫か?汗がすごいけど・・・。

綿谷 だ、大丈夫・・・!ってかさ、その仮説には壮大な穴がある!!

八神 穴?

綿谷 かっ、仮に異星人が来ていたとして、何で誰もその存在に気づかないんだよ!!?一人くらい気づいたっていいと思わない!!?

八神 ・・・誰も気づいていないんじゃなくて、気づいたやつが消されているとしたら・・・?

綿谷 ア゛!!?

八神 その星にばれずに溶け込めるような連中だ、仮にばれてしまってもそいつを消すことは・・・いや、消すまでは至らないまでも記憶を改ざんすることぐらい容易いk(ドスッ!!)ぐはっ!?(バタッ)

綿谷 はーっ!はーっ!・・・勘が良すぎるんだよ!・・・ドンピシャだよ。僕は別の星から調査のためにこの星に来たんだ・・・ばれてしまったのなら仕方が無い。君の、この事に関する記憶だけ消させてもらう。(光線銃を八神の頭にあてる) 

(暗転)








(明転)

八神 はっ!?・・・あれ?・・・もう9時か・・・?

綿谷 (ピンポーン)お待たせー!上がるよー?(ガチャ バタン)(登場)

八神 あれ?綿谷・・・あ、そうだったそうだった!綿谷のこと呼んでたんだ。てか返事する前に入ってくるなよ。

綿谷 悪い悪い、バイト長引いちゃってさ。それよりも、話って何?

八神 おう実は・・・あれ?何だっけ・・・あれ・・・?

綿谷 何だよー?聞いてほしい話があるって言われたから来たのにー・・・。

八神 ごめんごめん・・・えっと、とりあえずゲームでもするか?

綿谷 分かったー。まあ、用件思い出したら話してね?

八神 おう・・・とりあえずコーヒーでも淹れるわ。(退場)

綿谷 ・・・効いているみたいだ・・・手荒な真似はしたくなかったから、その勘付いてしまった記憶と、今日僕がこの家に来てからの記憶を消させてもらったよ・・・悪く思わないでくれよな・・!

八神 (登場)砂糖とミルクは適当に使ってくれ。とりあえずやるのはこれでいいかな・・・。

綿谷 サンキュー!それじゃあスイッチオン!(カチッ)

八神 え〜っと・・・150ccでいいか。

綿谷 角砂糖が3つ・・・。(ボチャン)

八神 キャラは・・・こいつで。

綿谷 ミルクは2つ・・・。(ドボドボ)

八神 コースは・・・オールカップで。

綿谷 (カチャカチャ ズズッ)・・・はぁ〜・・・甘いなぁ〜・・・。

八神 ・・・相変わらず甘党だな〜。大丈夫なのか?そんなに砂糖入れて?俺も多めに入れてた時期あったけど、最近は控えていんだよな。

綿谷 大丈夫大丈夫!よ〜し、レディ・・・ゴー!!

八神 よっし!いいアイテム来た!おらぁ!!食らえや!

綿谷 あー!!ちょ、汚っ!!その攻撃汚っ!!

八神 うおぉお行け行け行け行け行け!!!

綿谷 待て待て待て待て待て待て!!

八神 ・・・よーしっ!!(ブンブンブンブン!)

綿谷 うわぁ〜・・・汚っ・・・うわぁ〜・・・性格出るわぁ〜・・・。

八神 勝ちゃあいいんだよ・・・あっ、次のステージ苦手だわぁ〜・・・

綿谷 よっし、ここは絶対に勝てる!レディー・・・ゴー!!

八神 ・・・うっわ!宇宙人邪魔!!出てくんなし!!

綿谷 避ける避ける避ける!!よっし!

八神 ってか、何でお前あいつらの動き読めるんだよ!!うわっ!光線銃撃ってきた!!

綿谷 へっへーん!これくらい簡単に避けられるって!はいゴールー!!

八神 何だよあの宇宙人の動き・・・あれ避けられるとか尋常じゃねえよ・・・あ・・・。

綿谷 ん?どうしたの?

八神 今ので思い出したんだけど、俺さ、宇宙人っていうか、異星人は絶対にいると思うんだよな。

綿谷 わー!!!びっくりした!!!

八神 っ!?

綿谷 ・・・あ!いや、ごめんごめん!びっくりしちゃって!・・・え!?今ので!?

八神 ・・・今の会話にびっくりする要素無かっただろ。

綿谷 え!?あぁ!そうだね!何でびっくりしたんだろうね!ははっ!と、とりあえず次のレース!!レディー・・・ゴー!!

八神 ・・・レースしながら続けるけど、この銀河系には2000億個以上の恒星が存在しているらしいぜ?それくらいの星があるっていうことは、生物が生息している星があってもおかしくないじゃないか。

綿谷 いやっ、しかしですよ!?何のために異星人がやって来るの・・・うっわ!落ちた!!

八神 これは仮説なんだけど、その異星人は侵略が目的だからじゃないかな?

綿谷 ふぇっ!?

八神 俺たちに気づかれずに溶け込みつつ、この星の気象、文明を持つ生物の習性といったデータを収集し、侵略の糸口をつかもうとしているんだろうな。よしっ!ゴール!!

綿谷 はーっ・・・!はーっ・・・!はーっ・・・!

八神 ・・・大丈夫か?汗がすごいけど・・・。

綿谷 だ、大丈夫・・・!白熱しちゃって!!ってかさ、その仮説には壮大な穴がある!!

八神 穴?あ、お前また穴に落ちたぞ?

綿谷 かっ、仮に異星人が来ていたとして、何で誰もその存在に気づかないんだよ!!?一人くらい気づいたっていいと思わない!!?

八神 誰も気づいていないんじゃなくて、気づいたやつが消されているとしたら・・・?

綿谷 イ゛!!!

八神 その星にばれずに溶け込めるような連中だ、仮にばれてしまってもそいつを消すことは・・・いや、消すまではいたらなくても記憶を改ざんすることぐらい容易いk(ドスッ!!)ぐはっ!!(バタッ)

綿谷 はーっ!はーっ!・・・勘が良すぎる!ゲームに登場する宇宙人をヒントに話したかったこと思い出すか!?・・・さっきもやったけど、この事に関する記憶だけ消させてもらうよ。(光線銃を八神の頭にあてる) 

(暗転)








(明転)

八神 はっ!・・・あれ?・・・もう9時過ぎか・・・?・・・っつ・・・。

綿谷 (ピンポーン)お待たせー!上がるよー?(ガチャ バタン)(登場)

八神 あれ?綿谷・・・あ、そうだったそうだった!綿谷のこと呼んでたんだ。ってか返事する前に入ってくるなよ。

綿谷 悪い悪い、バイト長引いちゃってさ。それよりも、話って何?

八神 おう実は・・・あれ?何だっけ・・・あれ・・・?

綿谷 何だよー?聞いてほしい話があるって言われたから来たのにー・・・。

八神 ごめんごめん・・・えっと、とりあえずゲームでもするか?

綿谷 い、いや、ゲームの気分じゃないな〜・・・まあ、別に何をするでもないって言うか?

八神 なんだよそれ?・・・とりあえずコーヒーでも淹れるわ。(退場)

綿谷 ・・・ゲームやったら思い出しそうだし、ここはこのまま・・・!

八神 (登場)砂糖とミルクは適当に使ってくれ。

綿谷 ありがとう。それで、用事って何?

八神 う〜ん・・・それが思い出せなくて・・・。 

綿谷 その歳で物忘れって結構ヤバいんじゃないの?

八神 た、確かに・・・って言うか、最近体調もよくないんだよな。

綿谷 お、新情報・・・。

八神 え?

綿谷 あ〜、いやいや、何でもないよ!具体的に何処が調子悪いの?

八神 例えば、朝起きたと頭痛がしたりするし、何となく体もだるいし・・・心なしか今も腹が痛い気がする・・・何か、殴られたみたいに。

綿谷 それはごめん・・・2発入れてるし・・・。(ボチャン)

八神 2発?

綿谷 いやいや、こっちの話!それより、それだけ具合悪いんだったら、病院行ったほうが良いんじゃないかな?(ドボドボ)

八神 そうかもな。

綿谷 (カチャカチャ ズズッ)・・・はぁ〜・・・甘いなぁ〜・・・。

八神 あ、俺さ、宇宙人っていうか、異星人は絶対にいると思うんだよな。

綿谷 ぶっふ!!?何でだ!?

八神 汚っ!?コーヒー噴くなよ!!・・・砂糖の入れすぎ!?

綿谷 ・・・あ!いや、ごめんごめん!・・・いや、何でだ!!?

八神 ・・・何が?

綿谷 ・・・何で何で!?色々と何で!?

八神 ・・・飲みながらでいいから聞いてほしいんだけど、この銀河系には2000億個以上の恒星が存在しているらしいぜ?それくらいの星があるっていうことは、生物が生息している星があってもおかしくないじゃないか。

綿谷 何のために異星人がやって来るのさ!?せーのっ!

二人 これは仮説なんだけど、その異星人は侵略が目的だからじゃないかな?

綿谷 正解!!

八神 な、何で俺の仮説を知ってr(ドスッ!!)ぐはっ!!(バタッ)

綿谷 はーっ!はーっ!・・・何でだよ!何で僕がコーヒー飲んでるのを見て思い出してんだよ!?・・・コーヒーも駄目だな!うん!!(光線銃を八神の頭にあてる) うっわ、マグカップ引っくり返ってるし・・・!

(暗転)








(明転)

八神 はっ!・・・あれ?・・・もう9時半か・・・?・・・っつ・・・!

綿谷 (ピンポーン)お待たせー!上がるよー?(ガチャ バタン)(登場)

八神 あれ?綿谷・・・あ、そうだったそうだった!綿谷のこと呼んでたんだ。ってか返事する前に入ってくるなよ。

綿谷 悪い悪い、バイトとこぼれたコーヒー拭くのに長引いちゃってさ。それよりも、話って何?

八神 コーヒー?・・・あれ?何だっけ・・・あれ・・・?

綿谷 何だよー?聞いてほしい話があるって言われたから来たのにー・・・。

八神 ごめんごめん・・・えっと、とりあえずゲームでもするか?

綿谷 ゲームの気分じゃないな〜・・・まあ、別に何をするでもないって言うか?

八神 なんだよそれ?・・・とりあえずコーヒーでも淹れるわ。

綿谷 あ〜・・・ごめん。僕、コーヒー苦手なんだよね。

八神 あれ?そうだったっけ?結構飲んでるイメージあったけど・・・。

綿谷 あ、ああ、実はこの前コーヒー飲んだらお腹下してさ!

八神 マジかよ?砂糖の入れすぎで体壊したんじゃないか?じゃあ、適当にお茶でも入れるから待っててくれよ。(退場)

綿谷 ・・・はぁぁぁぁ・・・何でコーヒーでばれたのかが全然分からん・・・ってか、もうあいつが思い出さないうちに帰ろうかな・・・?

八神 (登場)俺さ、宇宙人っていうか、異星人は絶対にいると思うんだよな。

綿谷 ぎゃぁぁぁ!!!?

八神 っ!?(ガチャン!)熱っ!!急に大声出すなや!お茶引っくり返したわ!

綿谷 何でだよ!?今の流れにきっかけとか無かっただろ!?この光線銃壊れてんのかよ!?(ガンガンッ!)

八神 ちょ、壁を叩かないでくれ・・・あれ?何だよその銃?エアーガン?

綿谷 うっせえ馬鹿!!

八神 (ドスッ!!)ぐはっ!!・・・い、いきなり何すんだよ・・・!

綿谷 耐性ついてる!!腹を殴られまくったせいで気絶もしなくなった!

八神 ごほっ・・・こ、この銀河系には2000億個以上の恒星が存在しているらしいぜ?

綿谷 そんなに話したいかその件!?(光線銃を構える)

(暗転)







八神 俺さ、宇宙人っていうか、異星人は絶対にいると思うんだよな。

綿谷 早い早い早い早い!!まだ顔も見えてない!!

(明転)

八神 はっ!綿谷!何処から入ってきたんだ!?・・・この銀河系には2000億個以上の恒星g

綿谷 もういいもういい!!何だよ記憶すら飛ばせて無いじゃんかぁぁぁぁぁ!!

(暗転)








(明転)

綿谷 ・・・って言うことがあったんだよ。

八神 つまり、お前が事あるごとに俺に連続で腹パンしてたってことだな?

綿谷 そこだけ切り取るなよ!いや、悪いとは思ってるけど!・・・兎に角、八神くんの仮説は当たっているんだ。

八神・・・お前、本当に宇宙人だったんだな。

綿谷 あ、急に話が戻った・・・うん。僕はこの星ではない、別の星から調査のためにやってきたんだ。

八神 来たのってやっぱり・・・?

綿谷 ・・・僕の星の人たちがこの星を侵略するためにね・・・でも、それももう駄目だ。この光線銃が効かなくなってしまったからね。

八神 ・・・。

綿谷 今まで黙っていてごめん。調査は終了さ。あ、でも安心して。正体がバレた星には、別のやつも来ないからさ。銀河平和条約の246条に「記憶の改ざんに失敗したらソッコーでその星から出て行きやがれ」ってね。

八神 何かタイトルと事の重大さの割に文面が軽いな。

綿谷 ・・・あ、247条だった。

八神 どっちだって良いわ!・・・まあ、俺も綿谷のことは黙っているよ。

綿谷 ありがとう・・・最後に1つ聞いて良いかな?

八神 何だ?

綿谷 ・・・僕のこと、どうして宇宙人って分かったの?何がきっかけで正体がばれて、今日最初に呼び出されたのかなって・・・。

八神 ・・・尻尾。

綿谷 尻尾?・・・あぁ・・・分かるか。

八神 いや、舐めすぎだろ!さすがに尻尾の有る無しで別の生き物なんじゃねえって思うわ!!

綿谷 くそぉ・・・見た目でばれるとか初歩的過ぎる・・・!逆に八神くん以外のやつが誰も気づかないのも変な話だけどな!!

八神 俺も1つ聞いて言いか?

綿谷 え?

八神 お前、なんていう星から来たんだ?

綿谷 ・・・地球って言う、青くて綺麗な星だよ。

八神 へぇ〜!!いつか行ってみたいな・・・!(ブンブンブンブン!)

綿谷 ・・・感情で尻尾動くとか、犬みたいだな。

(暗転)








(明転)

八神 あ、あと俺たちって1度に角砂糖3つ以上とると命が危ないんだよね。

綿谷 そこでもばれる要素あった!?・・・自分の体調不良の原因間違いなくそれだろ!!





E ようこそ哲夫ワールド
コント/ターミネーター
哲夫:哲夫は子どものとき映画監督になりたかったよ。
   カメラマン自身が見下ろしながら自身のを“しゃぶしゃぶ”させるアレとかいいよね!
   ってAVに寄り過ぎのロマンポルノ映画やないか〜〜〜い!
   ポルノグラフィティが流行った頃、僕らはまだ中学生だったからポルノの意味を知った後はポルノって略さずポルグラと呼んでいた、そんな日々…。

??:I’ll be back.

哲夫:今回、<単にネーチャン>という映画のエキストラ募集を新宿にあるボロ小屋(名前は伏せます)でやっていたから応募したの。
   そしたら当選した!今は大人だから監督がいいとかそういうこだわりは、無いよ。出れればいい。クレジットに“ようこそ哲夫ワールド”と載せたい。
   余韻に浸る客を(えっ……ようこそ哲夫ワールド?????)ってヘンな気分にさせたい。

??:I’ll be back.

哲夫:しかもエキストラかよってくらい重要な役どころをもらっちゃった〜。
   溶鉱炉に沈んでいくネーチャンに言葉を投げかける役さ!
   ネーチャンって姉ちゃんじゃなかったけどね。バリッバリの筋肉ゴリラだったよ。自衛官か消防官あがりだよきっと。人を抱えるときに使う筋肉が発達してたもの。
   よくボディビルダーの筋肉は役に立たないと言うけれど、趣味なんてそんなものだからね。役に立ったら仕事になるよ。

??:I’ll be back.

哲夫:それで監督からは「溶鉱炉に沈んでいくネーチャンの手を見つめながら『ごめん、もう一回。聞こえなかった』と言うんだ」と指示されたのね。くそサッッッブい。
   監督はその時間に仕事があるからと自由に演技させてもらえることになったよ。お前の仕事は映画を撮る事じゃねえのかよ。
   あと脚本クソすぎるだろ聞き直せる状況じゃねえよ。いや溶鉱炉稼働中は確かにうるさいけども。

??:I’ll be back.

哲夫:さっきからアイルビーバックを連呼するマシンとなってる俳優だってそうだよ。
   アーナルホド・シュワシュワデッカ〜とか聞いたことも無いよ。シュワちゃんと共演できるって触れ込みだったのに!
   大阪のオバハンの会話みたいな名前だし、名前に「〜」が入るとかもうウケに来てるよ。
   でも筋肉はすごい。本家並み。すごすぎて見てられない。もう見たくない。

シュ:1’11 6e back.

哲夫:シュワシュワもさすがに飽き始めてふざけだしたよ。テキストならではのふざけ方だけどインパクトがイマイチだよ。
   中途半端に数字変換するなら後半の「b」もちゃんと「6」に変換してほしかったよ。
   大文字のアイと小文字のエルが1にそっくりで自信付いちゃって見切り発車した結果がコレだよ。
   駆け込み乗車が過ぎるわ!

シュ:最後の駆け込み乗車がのツッコミ、意味不明。

哲夫:うわ日本語しゃべった!そして変な奴にダメ出しされた!
   確かに発車からの乗車では主体が運転手なのか乗客なのかはっきりしないけど勢いに任せたらいけると思ったんだよ。
   ここで取り上げなければ難なく進めた可能性も結構高いよ。これまでアイルビーバックしか言ってこなかった奴に足止め喰らっちまうなんて。
   哲夫こそネタの冒頭にアイルビーバックしたいよ。そして全ネタを消す。なぜか安定感のある漫才をする。点数的には6割だけどね。

シュ:(いいね の手をしながら溶鉱炉に沈む)

哲夫:『ごめん、もう一回、聞こえなかった』
   いやこれはダメだろいくら監督不在で自由にやってもいいと言われてたとしても。フリが長すぎる。
   だいたいなんだこの溶鉱炉はビニールプールに赤いボールを敷き詰めただけじゃないか。青と赤のコントラストがただのコントだよ。
   こんなの月に1回僕らの街へやってくる移動遊園地ではしゃぐ小学生と同レベルだしシュワシュワさんが年齢を重ねているだけみっともなさが増すよ。
   もう一度。

シュ:I’ll be back.(握りこぶしの人差し指と中指の間から親指を突き出し溶鉱炉に沈む)

哲夫:下品すぎるしちゃんと読み手に伝わってるかも不安だよ。だから画面の前のみんなも確認の意を込めてやってみよう。
   まず手をグーにするんだ。違う、マウスを持ってない方の手で頼むよ。今の子ならスマホかな?
   そして霊柩車が来た時のように親指を手の内側に隠すんだ。この霊柩車の例えも現代で伝わるか不安だよ。
   最後に人差し指と中指の間から親指をニュッ!と出す。学校や職場でもやってみてね。詳しいことは省略するけど交尾が関係しているよ。
   交尾関係のイヤラシイ手つきで沈んでくんじゃないよ!
   もう一度。

シュ:I’ll be back.(テレビのリモコンを握りながら溶鉱炉に沈む)

哲夫:そんなにテレビが大事かよ!顔がもう沈んでるんだから目は見えない耳も聞こえないテレビ楽しくない!
   …いや、最後のテレビ楽しくないってのは批判とかじゃなくて見る側の問題で楽しめないってことだよ。
   たしかにYOUTUBEとかAbemaTVとかXVIDEOSとかの方が見てる時間長いけど、毎週見てるテレビ番組もちゃんとあるよ。
   「水曜日のダウンタウン」と「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」は欠かさず見ているよ。
   あれ?シュワシュワさんのこの筋肉、もしかしてダウンタウンの松本さんですか?

シュ:NO.

哲夫:普通に違ったよ。金髪で筋肉だからてっきり松本かダンプ松本かと期待したよ。
   ダンプの松本は最近ブヨブヨだけど全盛期は女性とは思えない筋肉だったんだ。女じゃねえか、哲夫のバカ!
   もう一度。

シュ:I’ll be back.(片足残しで溶鉱炉に沈む)

哲夫:ぬあぁん中途半端だよ!両足残せよ!そしたらスケなキヨじゃねえかとアレの話を広げられたよ。
   溶鉱炉ちゃうやん本家のアレは湖やん、って軽快なツッコミを披露できたよ!
   まだアレの正体がわからない人のためにヒントを出すね。ヒント1、湖。チョロっと前に湖って言ったけど改めてヒントとして宣言するよ。
   ヒント2はもう無いよ。マジでわからない人は八墓村を読んで採点結果から5点引いてね。
   八墓村じゃない犬神家の一族ね。7点引いていいよ。うわわ今回はもうダメだぁ〜。
   でもあと3つほどパターンがあるから最後まで見てってね。
   もう一度。

シュ:I’ll be back.(いいね の手をしながら泥んこに沈む)

哲夫:たけし軍団かよ。グレート義太夫とか井出らっきょとかのフィールドだろ。
   8、90年には泥んこ大相撲とかよく見たけど最近ではまず見かけなくなったから伝わるか不安だよ。あの頃のテレビは面白かった…。
   い、いやテレビ批判じゃないよ!回顧厨なだけだよ!今のテレビ番組だって面白いものがたくさんあるよ!
   おもいっきりテレビといいとものどちらを見るかいつも悩んでいるよ。顔が黒い方かメガネが黒い方かをその日の気分で選んでるよ。

シュ:厨 とは?

哲夫:ネットスラングに疑問を持たれたときはすごく恥ずかしいよね。
   職場で5つ上の先輩が「草生える」とリアルに言うんだけど、そんなとき哲夫は(それってどういう意味ですかぁ〜?)と知らない顔をしてるよ。
   周りの人も同じように知らんぷりしてるし、単に関わりたくないんだよね。<単に関わりたくネーヤン>が企画されたら間違いなく主役はソイツだね。
   もう一度。

シュ:I’ll be back.(宝くじを握って沈む)

哲夫:あっこれはこれは〜。試されてますナ〜。手を差し伸べるかと思いきや宝くじだけスッと抜き去るのを、期待してますナ〜。
   そりゃもしも1等が当たったらサマージャンボどころじゃないアツさだからね。溶鉱炉よりは涼しいけども。
   どれどれ、番号は………44組444444番!なんて不吉な!全部ゾロ目っていうのもほぼ間違いなくハズレだよ。
   第444回サマージャンボ宝くじ!当選番号を発表したいと思います!司会は哲夫。
   当選番号は…ダララララ…44組の!4!4!4!4!4!………5!ざーーーんねーーーん!スーパータミネくんボッシュート!てれってれって〜沈めオラ!
   もう一度。

シュ:I’ll be back.(傘をさしているのでいつもよりゆっくり溶鉱炉に沈む)

哲夫:そんなマンガ的表現!筋肉ダルマの沈むスピード、傘1本で変わるかよ。傘でふわっとするのはメリー・ポピンズの専売特許だよ。
   メリー・ポピンズって何?という人のために解説すると、メリーという歌好きな女が傘で飛ぶ映画だよ。濡れ場は無いよ。
   ポピンズってなんだろうね?レギンスの仲間かな?レギンスもあまり説明はできないけども。要はズボンとしかね。
   レギンスの女が傘で飛ぶんだけど、そんなふうにできるわけねえだろ映画じゃあるまいし。
   …これは映画だったよあまりにもチープで忘れていたよ。<単にネーチャン>撮影現場だったね。
   撮影で思い出したけどアーナルホド・シュワシュワデッカ〜て名前、改めてヒドイな。
   何がシュワシュワしてんだよ今になって気になってきたよ。シュワシュワをなるほどと納得する状況が知りたいよ。
   口の中ではじけるキャンディーとか?昔はよく食べたな〜あの駄菓子、ってこんなこと言ってたらまた回顧厨と呼ばれちゃう!さっきは自分で自分に言ったけども。
   ええいそんなことはどうでもいいよ!次で決めよう!

シュ:I’ll be back.(溶鉱炉に沈まないし、現場の前をエグザイルが詰まってるライブトラックが通過する)

哲夫:『ごめん、もう一回、聞こえなかった』
   マジで聞こえなかった。ライブトラックから爆音が。夜中に青いLEDライトを付けてる軽ワゴン車から漏れる重低音に似た爆音が。

エグザイル達:ファ〜ンファ〜ンウィーヒッザステーステッ同じ風〜の中ウィランウィホーヘッ!
       ファ〜ンファ〜ンウィーヒッザステーステッ同じ風〜の中ウィランウィホーヘッ!
       ファ〜ンファ〜ンウィーヒッザステーステッ同じ風〜の中ウィランウィホーヘッ!
       ファ〜ンファ〜ンウィーヒッザステーステッ同じ風〜の中ウィランウィホーヘッ!
       ファ〜ンファ〜ンウィーヒッザステーステッ同じ風〜の中ウィランウィホーヘッッッッッ!

哲夫:このエグザイル達もシュワシュワちゃんと似たリピート機能を持っているね。
   有名なフレーズだけどさすがにこんな連続で聞きたくないよ。映画撮影のジャマだし。
   一番うるさい奴の名札を確認したらMAKIDAIじゃなくてMAKIMODOSHITAIだったよ!名札付けてるのか。30人も居たらそりゃね。
   ローマ字量がエグいな。巻き戻したい、って名前も問題。2本目のネタ投稿まで時間を巻き戻したくなったよ。

エグザイル達:僕らも溶鉱炉に沈みます。アイルビーバック!!!!!

哲夫:入りきるわけねえしそんな元気いっぱいでアイルビーバック叫ぶんじゃねえよ!
   もう解散〜〜〜〜〜!





F ハーベストムーン
漫才/ON SET
ユウ:はいどうもハーベストムーンです。二本目も頑張って行きましょう。

アイ:ねえ。哲夫ワールドさんの後なので皆さんリラックスして見て頂きたいなと。

ユウ:それにしても温泉ツアーって結構楽しいけど、移動って案外面倒臭くない?

アイ:確かにね。山奥にある秘境の温泉だと電車やバスを乗り継いだり、山道をひたすら歩いたりしなきゃいけないから行く前より却って疲れちゃうモンね。

ユウ:でしょ?そこでアタシは考えました。都心からでも行くのが全然面倒臭くない秘境の温泉を。なので今日はこの場で説明しようかなと。

アイ:良いよ。聞かせてくれる?

ユウ:じゃあ行程のシミュレーションするね。

   まずは東京駅に行って、温泉までの東海道新幹線の切符と指定席券を買います。

アイ:新幹線って事はちょっと遠出かな?まあ秘境の温泉って言ってたからね。

ユウ:買ったら早速新幹線のホームへ向かいって止まっているのに乗ります。のぞみ号の最後尾に連結されたトロッコに。

アイ:ファッ!?トロッコ!?しかも新幹線に連結!?

ユウ:木製で中古のトロッコに。

アイ:その情報は要らなかったなあ!何でそんなオンボロに乗らなきゃならないのさ!?目の前ののぞみに乗せてよ!

ユウ:そう言われても、そこの温泉に行く人はそこに乗らないと駄目だから。まあ大船に乗ったつもりで!

アイ:アタシの脳内でタイタニックのテーマが掛かったんだけど。のぞみに乗りたいアタシの望みは叶わないワケだね……。

ユウ:とりあえず黙って乗って。お喋りが過ぎるとスピードで舌が噛み切れちゃうからね。

アイ:こっわ!!!

ユウ:そんなこんなで発車します。姿勢を正して立って、先頭のレバーを強く握らないと振り落とされるから気を付けてね。

アイ:だから怖いって!!てか猛スピードの中ずっと立ちっぱなしとか完全に無理ゲーだよ!

ユウ:まあでも小田原までは大したカーブが無いから安心してね。

アイ:出来ないよ!直線でも300キロ近いスピードにアタシの身体と木製の中古トロッコが耐えられるワケ無いもん!

ユウ:で、無事に小田原まで通過しましたと。

アイ:ご都合主義極まりないよ!絶対何かしらの弊害が生じてるよ!

ユウ:そしていよいよ熱海のカーブ!心の準備は良い?

アイ:良くないよ!!東京駅の段階からしなきゃならないけど、ちっとも良くないよ!!

ユウ:さあ急カーブ!!バラバラになるトロッコ!!空高く投げ出されるアイ!!

アイ:うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!

   だから中古のオンボロ使ったんだねええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!

   ジャック、私空飛んでるわああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!

   誰か助けてえええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!

ユウ:目線を下に移すと丁度そこには富士山が!!ダイナミックだね!!

アイ:どんだけ飛んじゃうのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!

   最初っから景色愉しむ余裕なんて無いよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!

   てか飛ばされたの熱海の筈なんだけどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!

ユウ:ドボーン!!!見事にイン!!!

アイ:にゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!

   どっか秘境の温泉の中に着いた感じの擬音がああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!

   助かったああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!

   あっつううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!

ユウ:さあ到着しました。見事な着地でしたねぇ〜。如何でしたか?

アイ:命があるって素晴らしいって改めて知りました。何このインタビュー!?

ユウ:そうですか。それは良かったです。

   それでは番頭さん、仲居さん、板長さん、そしてその他のスタッフさんお願いします。

アイ:お出迎えかな?ずぶ濡れになったアタシへの手荒いお出迎えかな?

ユウ:98!!!

   96!!!

   97!!!

   99!!!

   98!!!

   97!!!

   おぉ〜、平均97.5点!!!

   新記録樹立!!!!!おめでとうございます!!!!!

アイ:採点されてるし!!何この控えめに言って茶番丸出しの競技は!?

ユウ:新記録の記念にアタシから惜しみない拍手を!!(スタンディングオベーション)

アイ:要らない要らない。だって新記録って言われてもちっとも嬉しく無いから!!

ユウ:いやあ他のお客様は屋根に頭から全身刺さるばっかりだから。無事に温泉にダイブしたのはアイが初めてだよ。

アイ:システムに難があるよ!!そんな上手く温泉に着地出来るワケないもん!

   …………いや、熱海から山奥の旅館の屋根にまで辿り着けただけでも奇跡だよ!

ユウ:100回目で初めて成功したから、いずれは屋根に刺さっちゃう不幸な人は三人に一人の確率に減らしたいね。

アイ:ちゃんとゼロにしようよ!こんな悲劇を繰り返しちゃ駄目だって!

     て  か  そ  も  そ  も  こ  ん  な  移  動  方  法  を  用  い  る  な  !  !  !

ユウ:このお風呂は傷に効果があるからじっくり心行くまで寛いでね。屋根に刺さっても舌を噛み切っちゃってもスピードで四肢がズタズタになっても安心。

アイ:効能パワー凄っ!!そんで此処で複線回収するとは思わなかった……。

ユウ:因みに東京駅の段階で全部脱いでるから、服が濡れる心配はナッシング。

アイ:此処に来てそんなトンデモ設定ぶち込んで来ないでよ!!!これまでに比べたら服が濡れるなんて些細な問題だよお……。

ユウ:温泉を運営する側としては、服着たまま湯船に浸かると衛生的に問題がね……。

アイ:温泉に行く側としては、服着ないまま外にいると逮捕される問題があるんだよ!

ユウ:でもお風呂は良い感じでしょ?源泉掛け流し!

アイ:まあ確かに此処まで来るのにドタバタしてたからちょっと気持ち良いかも……。ふぅ〜……。

ユウ:運が良いと温泉に動物がやって来るよ。

アイ:あ〜、そう云うのあるよね。お猿さんかな?

ユウ:ほら!お湯の噴き出し口からシャケの大群がドバドバっと。

アイ:キモい!!怖い!!生臭いッ!!!

   何でお風呂にシャケが遡上してくるのさ!?

ユウ:四年前に温泉に放流した稚魚が無事に帰ってきたんだね(うるうる)

アイ:バカ!!この長期計画バカ!!!余計な事するなっ!!

ユウ:お風呂にシャケって、ドクターフィッシュっぽくて何か良くない?

アイ:良いワケあるかっ!!サイズも用途も全然違うし!仮にそれがドクターフィッシュだとしたらユウちゃんのおバカを直したいよ!

ユウ:あっ、丁度お食事の時間だから、遠慮せずに捌いて食べてよ。

アイ:お客さんに委ねるんじゃないよ!!スタッフは採点だけなの!?

ユウ:捌いたシャケを温泉でしゃぶしゃぶするのもオツだよ?

アイ:  す  る  か  っ  !  !

   どんだけシュールな光景が繰り広げられることやら!

ユウ:さあ食事も済んだ所でお部屋に案内しましょ。水深10メートルの湯船の底にトロッコがあるからそれに乗ってね。

アイ:さり気なくヤバい事言われたんだけど!そんなに深さがあるとは思わなかった!

   でまたトロッコ!?トラウマ製造マシンには金輪際乗りたくないんだけど!

ユウ:まあまあ今度はバラバラになんないから大丈夫大丈夫。大船に乗ったつもりで。

アイ:大船あるの水の底じゃん!!こうなったら完全にタイタニックだよ!

   でも乗らないと進まないからなあ。はいはい乗りましたよ。(ゴボゴボ)

ユウ:では出発!ギュイーン!!!(ざっぱーん!!)

アイ:うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!

   水の底から一気に地上に出たと思ったら空高くまでえええええええええええええええええ!!!!!!!!!!

   誰か助けてえええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!

ユウ:さあ下を見ると夕焼けに染まった富士山が見えるよ。

アイ:この富士はいつか見た富士いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!

   ああさうだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!

   ほら赤い富士だよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!

ユウ:足元の熱海のカーブ辺りに新幹線が見えるよ。さあ連結するのか!?

アイ:嫌だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!

   行きのトラウマが再来するよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!

ユウ:あっと残念!流石に走ってる新幹線に連結する技術はまだ無理だった!何故ならまだ上空を飛んでいるから!!

アイ:うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!

   飛ぶも地獄下りるも地獄ううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!

   どうなっちゃうのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!

ユウ:さあそんなこんなでアイのお家に到着!!

アイ:途中から見覚えのある景色が見えてきたなと思ったらああああああああああああああああ!!!!!!!!!!

   何でお家に戻ってるのさ!?完全に宿泊だと思ってたのに!まああんな所から一秒でも早く離れたかったし寧ろ良かったかも……。

ユウ:さあ、家にトロッコが突っ込んだのにガラスや家財道具、床が一切傷付いていない見事な帰宅でしたねぇ〜。

アイ:どうなってんの!?トロッコで二度目の奇跡が起こるとは思わなかったよ!

ユウ:如何でしたか?

アイ:柳の下にドジョウが二匹居ないって嘘でしたね。二回目だから慣れちゃった。

ユウ:それでは番頭さん、仲居さん、板長さん、その他のスタッフさん二度目の採点をお願いします。

アイ:  二  回  目  だ  か  ら  っ  て  こ  れ  は  解  せ  な  い  よ  !  !

   何で山奥に居る連中がアタシの家に先回りして居るの!?不法侵入で訴えるよ!!てかその方法で帰らせて欲しかった!!  

ユウ:97!!!

   99!!!

   98!!!

   99!!!

   98!!!

   98!!!

   おぉ〜、平均98.2点(小数点第三位切り上げ)!!!

   新記録をまたもや更新!!!!!!おめでとうございます!!!

アイ:何を基準にして上がったのか分からない!!これがMM−1だったらなあ〜!!

ユウ:記録更新の記念にアタシから惜しみない褒め言葉を。






   いよっ。

アイ:ちっとも嬉しくないセカンド!!さっきのスタンディングオベーションの方がまだ良かった!

   もうやだよこんな温泉!!徹頭徹尾ロクなもんじゃないよ!!


      結   局   普   通   に   行   く   よ   り  


      遥   か   に   疲   れ   た   !   !   !


ユウ:疲れた?じゃあもう一度東京駅まで行ってトロッコ飛ばして温泉に戻ろうか(ワクワク)

アイ:いやもう近くのスーパー銭湯に徒歩で行くー!!もういい加減にして!!





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